任天堂の岩田聡社長と宮本茂専務は4月9日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を行った。ビデオゲーム市場動向や海外でのニンテンドー DSiの販売状況、『Wii Sports Resort』の発売日や京都文化博物館で実施されるニンテンドーDSを利用したガイドサービスについても言及。会見の内容を詳細にお伝えする。[堀内彰宏,Business Media 誠]
アジアのマーケットには、もちろん大きなポテンシャルがこれからあると思います。もし、経済状況がこうならなかったら、アジアの国々の経済発展はもっと順調だったはずで、そうであれば「今年は非常に重要な年だったんだろうな」と思います。
先ほど、「景気よりも、ウィッシュリストの1番かどうか(が大事)だ」と申し上げましたが、それはある程度1人あたりの所得が多いから言えることです。さすがに発展途上の国には同じことは当てはまりませんから、「経済状況が良い追い風の時でないと新しいプロダクト、今まで生活の習慣になかったものを受け入れていただくことは、それだけハードルが高くなる」と思います。ですから、「アジアの勝負のタイミングは、ほんの少しだけ後ろにずれたかな」と思いますが、それでも重要なポイントとしてしっかりやっていきたいと思っています。
~DSで生活が便利に。任天堂社長と専務がゲーム機の今と未来を語る:3 に続く~
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DSで生活が便利に!任天堂社長と専務がゲーム機の今と未来を語る
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2009.04.30
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