『新聞って、バカだなぁ』と思うとき・・・。

2009.03.19

ライフ・ソーシャル

『新聞って、バカだなぁ』と思うとき・・・。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

「新聞はこれからも必要だと思う人は90%」という結果が、第61回新聞週間を前に行った全国世論調査(面接方式)において出たというニュースが流れたのは、昨年の10月のことだ。確かに、報道された。 しかし、そのニュースは、読売オンラインで、現在、なかったものにされている。

メディアが貴重な時代の、みんなが同じように見ていた新聞やテレビには、憧れがあったし、その、主張は、ほぼ額面どおり受け取っていた。どんなことでも、新聞で書けばオーソライズされていた。また、オーソライズされたいとも思っていた。
それが、マス媒体の想定していた大衆だ。

しかし、ネットの出現によって個人が自由に情報発信できるようになった。

従順なマスは、もういない。

うちの娘達は、よく姉妹喧嘩をする。喧嘩の最後は、お決まり。下の娘が「バカっていうほうが、ほんとのバカなんだからね」と決まり文句を吐いて、泣く。
そうなのだ、バカと言った方が、バカなのだ。
「バカと言われる側」「バカだと思われている側」の方が、「バカ」に一番、敏感なのだ。

・・・インターネットの出現は、
「一番てっぺんのバカ」を炙り出す役割を担っている。

「一番てっぺんのバカ」にならないためには、どうするのか?
一度、「バカと言われる側」「バカだと思われている側」にまわることである。
新聞やテレビに、それが可能か・・・甚だ、疑問だけど・・・期待するっ。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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