宇宙人に遭う確率と戦略を、真面目に考える。

2009.03.07

経営・マネジメント

宇宙人に遭う確率と戦略を、真面目に考える。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

宇宙物理学者のスチーブン・ホーキング博士が「地球外生命体」は、存在するだろうと名言したのをご存じだろうか? 日本国内の利権争いのニュースを尻目に、この時期に、宇宙の話をするのも一興だ。

2008年4月21日、NASAの創立50周年記念イベントとして米ジョージ・ワシントン大学で開催されたシンポジウムで、スチーブン・ホーキング博士は、「(宇宙という)新世界で新たな発見を行うのは、街角でマクドナルドやケンタッキーフライドチキンの店を見つける程、容易なことではない」と述べながらも・・・。
「(1)知的生命は存在する、(2)知的生命は存在しない、(3)非知的生命なら存在する、という3択の質問に対して」、「(3)の非知的生命なら存在するだろう、と回答した上で」「(地球上では)単純な生命体は非常に多く見られるのに対して、知的生命体はなかなか見られない」とした上で 「地球で起きたことが、宇宙でも起きた可能性は十分にあるだろう」と見解を示したという。
※ニュース詳細

「非知的生命」ならと限定したところに、ホーキング博士の良識があるのだろうが・・・。そのニュースに触れた一読者としては、夢の膨らむ発言であったことを覚えている。

この宇宙には、少なく見積もっても1000億個以上の天体を含む銀河が数1000個以上あると言われています。と、と言うことは、単純に考えても、1000億個×1000個の星々が、この宇宙には広がっているということだから、バクテリアのような「非知的生命」なら居てもおかしくない。きっと。ホーキング博士も、そう言ってるから・・・

宇宙に、
生命体が居る確率は、ほぼ100%だ。

では、宇宙人のような知的生命体=文明を持つ星の出現する確率は、どのくらいのものなのだろうか?それを求める有名な方程式が存在しています。
フランク・ドレイクというアメリカの天文学者が、それを算出する方程式を1961年に発表。もう50年にもわたり、「宇宙文明方程式(通称:ドレイクの式)」として、その真偽が語られている。
その式は,次のように表されます。

N=R*×fp×ne×fl×fi×fc×L


N :我々の銀河系に存在する地球外文明の数(個)

R*: 銀河系で誕生する恒星の1年当たりの平均の数(個)
fp: それらの恒星が惑星系を持つ確率
ne: その惑星系内で生命体が発生・進化しうる星の数(個)
fl: その惑星で生命が発生・進化する確率
fi: その生命体が知的生命体にまで進化する確率
fc: その生命体が他の異星文明に対して
    コンタクトをとりうるほどの高度な技術を発達させる確率
L : その高度な技術文明がどれほど長続きするかの平均寿命(年)

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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