ウエッジシェアは取りやすいところから取るということではないか?モノを買う無駄の排除を進めるべきでは?
日本企業はこの20年間に
大きな構造改革を成し遂げてきたと言われていますが、
実は一番手っ取り早い調整弁としてウエッジシェアを含む人件費に
目をつけただけだったのかもしれません。
一方で、外部への支出に対して目を向けている企業は多くないです。
外部への支出の抑制、無駄の排除は難しいものです。
効果もいつでてきているのか計測しづらい。
手っ取り早い予算カットだけではなく、
費用の妥当性や費用対効果の検証、
企業文化として支出抑制を根付かせていく、
このような活動は継続的であり、たいへん難しいのです。
ですから、多くの企業は
手っ取り早く費用が削減できる人件費で調整しようとするのです。
しかし人件費の調整は
今回のような景気悪化の局面で人員構造面等の多くの点から
ひずみを生み出します。
今回の局面でどれだけ日本企業が支出の最適化に目を向け、
てっとり早い賃金調整から脱皮していくか、に私は注目しています。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。