集客というのは、どの会社にとっても悩ましいことですね。集客ができてできてしょうがない、という会社も見たことがありますが、すごいリソースを投下しています。ただ、取り扱う商材にもよりますが、いきなり集客をしよう、刈り取ろうと思ってもできません。PRが先立って必要なのです。
コエンザイムQ10に人が群がっていた時、気長にPRなんてやっていたら、商機を逃します。そういう時は刈り取りまくってください。
ただ、そんな商材は滅多にありませんけどね。
このへんでも止められますが、もう少しだけ、高度なお話しをしましょう。結局、Web媒体が発達したことによって、情報は摂取しようとすればできるようになりました。
PRしていることも、本当か、嘘か、そういうものはじっくり考えれば、じっくり感じればわかってきますよね。
だから、怪しい情報商材は購入を急がせるんです・・・。いますぐ申し込むと・・・、今すぐ申し込まないと・・・、という脅しの文句がありますね。
多分、90年代から2000年前後に日本で大流行したダイレクトマーケティング、ダイレクトセールスの考え方は今でも使えると思いますが、その時に流行した文言はもはやしんどいですね。
「○○な方にいいお知らせです!」とかね。
その本位がわかっていれば、自分でいかようにでも組みなおせますけど、うわべをなぞっていると集客できなくなってきていると思います。
結局、本質的なバリューからのメッセージの質が問われています。そういったメッセージを出し続けられている会社は、集客には困らないでしょうけど、そういったことが無い会社は、集客に困るでしょう。
もはや自分メディアのパワーが、企業が作っているメディアのパワーとの差を本当に縮めてしまっています。
そうすると、メディア価値というのは、なんなのか?というところに行き着きます。特にWeb上の場合です。
メディア価値よりも、コンテンツ価値へと、クリティカルポイントが移行し始めています。というか、Webメディア上ではもう移行し終わっているでしょう。
そのコンテンツ価値の源泉は、結局、そのビジネスの社会に対する提供価値です。その背景にあるストーリーですね。なぜ、その人はそのビジネスをやっているのか?、と。
このあたりのお話しは、わかる人にはわかるけど、分からない人には全然伝わりません。いまだに、古いセールスメッセージで集客できると思い込んでいたりします。
「できなくはないですけど・・・」とそういうお客さんに私は言います。
でも、悲しい気持ちになります。この時代の移行に気づいてすらいない人が多いのですね。
この辺りのお話しは、お伝えしたいことはやまのようにあるのですが、テーマを絞っているので、今日はこのへんで失礼致します。
あなたの見えているビジネスの風景が、一気に開けることを心よりお祈り申し上げます。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
セールスプロセス改善
2009.05.09
2009.04.22
2009.04.04
2009.03.29
2009.02.15
2009.02.08
2009.02.01
2009.01.15
2008.12.15
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。