本日のトピックは「立ち上げフェーズ」についてです。
Start SmallとBig Business の間には大きなジレンマがあるのです。
しかし、Start SmallとBig Businessを両立させる条件があります。
スケーラビリティ(事業の拡張性)です。
上級者はまず事業選択の段階で
小さく始められる割には大きく成長する可能性のある事業を選びます。
そして、事業を始めた後は
いかにしてスケーラビリティを発揮するかに知恵を絞ります。
どのような事業も立ち上げフェーズでは
売上高や利益の増え方は地道な足し算です。
売上高=1顧客+1顧客+1顧客・・・のコツコツとした積み上げです。
しかし、ある時を境に
かけ算のように売上高や利益が増えるポイントがあります。
例えば、販売代理店制度やフランチャイズ制度を構築すれば、
売上高=1顧客+1顧客+1顧客
+3販売代理店×3顧客
+6フランチャイズ店×10顧客・・・
このように、事業を一気に急拡張するキッカケや仕掛けのことを
「スケーラビリティスイッチ」と呼んでいます。
上級者はSmall Startを心掛けながらも
Big businessにつながるスケーラビリティスイッチをよく考えています。
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┃ ■■■■ 編集後記:IT分野へのVC投資は死んだか?
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最近のVC各社は、
環境技術分野や医療分野への投資が集中し、
IT企業への投資は冷え込んでいます。
「IT分野でのイノベーションはほぼ終わったから」
「IT企業の売上は数百億円規模のビッグビジネスになっていないから」
というのが理由のようです。
しかし、スケーラビリティを考えた場合、IT分野はいまだに
小さく始めて顧客数を爆発的に増やせる分野であることは確かです。
Google携帯(Android)やiPhone上のアプリ・サービスのIT分野は
まだまだ可能性があるように感じています。
日本市場よりも世界市場のほうが市場も早く大きく成長する分野なので、
経営陣や技術者の国際化が必須ですが。。
(入野)
2月は日経BPやBizOceanに
事業計画書の書き方や書式についてコラムが掲載されます。
また見ておいていただければ幸いです。
反論・疑問・ご相談は大歓迎です!
irino@linzylinzy.com 入野 へご一報ください。
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┃ シリーズ:『今まで誰も教えてくれなかった事業計画の本当の考え方』
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