今日は、コンセプトチャートに良く使われる比喩で図解するチャートについて解説します。これ、高度なので、外すと回復がきかないので、あまりお勧めしません。絶妙の例えというのは、なかなか普通の会話でも難しいです。こういうのもあるんだな、ぐらいに思っておいてくださいね。
安定軌道に入ったら、モニタリングはしっかりしましょう!といった具合ですね。
よくある比喩チャート第二段は、人の体でしょうか?
組織改革の時に、司令塔である脳は、体をコントロールできるようでいて、1つ1つの細胞はコントロールできているわけではない、というメッセージですね。
細かい組織ユニットまでコントロールしようとしても無理。更に、内臓は勝手に動くもの。心臓部は脳が意識的にコントロールしているわけではないですよね?
もう、大きな企業になって自律的メカニズムが働いてしまっている企業で、1つ1つの小さなチームにああしろ!こうしろ!と言ったところでどうにもならない。
であれば、運動をするとか、健康な食事をするとか、ホリスティックに体にいいことをしましょうね。
手遅れであれば、確かに外科手術をして、癌の摘出も必要ですが、と。
まあ、癌の摘出は間違いなくリストラですよね・・・。
組織のマーケティング筋力を強化しよう!といったメッセージはよくありますよね?
組織の神経を張り巡らすために、ナレッジマネジメント、ITの導入だ!みたいなお話しも聞きますよね。
企業は大きくなると人の体に例えられますね。妙に納得感があります。誰でも自分の体に例えられると、リアルに想像がつくんでしょうね。
よくある比喩チャートを列挙して今日は終わりましょうか。
第三弾は「○○は大航海時代!」です。
リスクを犯して新しい航路を開拓すると、利益を独占できる!といったメッセージです。
確かに、中国の僻地にいいお茶を安く作れる会社があったとして、その会社に辿り着くのは、リスクを犯さないと無理ですよね。
自分が開拓した時には先行者メリットを確保できるような防衛策もとらないと!といったメッセージを伝えられます。
今のロシア進出は大航海時代!といわれると、本当にそれぐらいリスクがありそうですよね。欲に駆られた人々が山賊のように次々にロシアへ、というシナリオもぴったりです・・・。
あと、大航海時代は「早い物勝ち」でした。ロシア進出は早い者勝ち!というメッセージを伝えるにもいいですよね・・・。
そして、よくわからない言葉をしゃべる原住民(ロシアの人々)に騙されるから、その時には通訳、ガイドが必要!みたいなことも伝えられますよね。
そして、ある意味でスレスレのことも大事だ!と。果たして大航海時代の英雄と言われる人々がどれだけひどいことをしたか・・・。でも、そういうのも飽くなき儲けには必要ですよ、といったメッセージも伝わりますよね。
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THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。