「週刊現代」の八百長疑惑を報じた記事を巡る 「大相撲八百長訴訟」 の弁論(08/10/03)において、 講談社側の証人として出廷した元小結の板井圭介氏は、 次のように証言しています。
したがって、大相撲という興行(娯楽スポーツ)の
運営主体である相撲協会としては、現実にはこのような
取組は避けなければなりません。
ところで、
冒頭の訴訟に出廷した板井氏の証言によると、
八百長をやる理由として、
『お金がほしいというよりも、いま自分がいる地位を保ちたいからだ』
と述べています。
八百長が行われる背景には、
単に経済的なメリットだけでなく、
プライドというか、見栄というか、心理的な要素も
絡んでくるようです。
板井氏のコメントは、
人間が100%合理的な判断に基づく行動するとは限らない点を
示していると言えますね。
今回で『大相撲の経済学』の内容紹介は終わりです。
一連の記事でご紹介できなかったテーマもまだたくさん
ありますので、興味のある方はぜひ本書読んでみてください!
八百長疑惑は残念なことですが、
大相撲界の今後のさらなる隆盛を1相撲ファンとして
応援したいと思っています。
『大相撲の経済学』
(中島隆信著、東洋経済新報社)
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(33代 木村庄之助著、文藝春秋)
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大相撲の経済学
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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。