目標達成コーチとして「3ケ月で夢を実現できるメソッド」を発信し続けるなど、多方面で活躍される永嶋泰子さんに、その独自のメソッドについてお話をうかがいました。(聞き手:猪口真)
フランクリン・プランナーの目標設定用紙がいいのは、自分がどのような思い、どのようなビジョンで3カ月を過ごしていくか書けるところです。人には、締め切りが決まるとそれに向かってやっていくという脳みその機能があります。目標をいつまでにやるか決めて、書き出し、それを眺める時間を作る。これに尽きると思います。
猪口 人は忘れますし、それに、書いたことを実行したら状況がまた変わりますよね。そこで新たに何か出てくる可能性も高いですし、「だったら違うことをやろう」といった変更も出てきます。そこは柔軟に考えていいですよね。
永嶋 おっしゃるとおりで、日々やっていくと、ここを改善したらもっと良くなるのではないかということが出てきます。私が履歴書で目立つキャッチコピーを考えた時も、最初は書き写して似たようなキャッチコピーを書いていたのですが、さまざまなことに気づき改善していった結果、書類の通過率が上がりました。日々改善していくわけです。「こうしたら楽しいかも」という感じでどんどん出てくると思います。
あとは、1週間の振り返りをする時に、1週間でやると決めたことがどれくらい達成できたか確認します。例えば今週8個の項目をやると決めて5個できたら、だいたい70%の達成率です。たくさん達成できた時はやりがいがあってもっとやりたいと思えるようになるし、それが励みにもなります。これは個人的な感想で推測ですが、達成率が85%を超えると、自分の内面で自己肯定感が上がりました。それによって周りに与える影響力、周りからの評価も上がっていくような実感がありました。そうすると夢の実現率が変わってくる。夢が近づいてくるパーセンテージが上がってくるのです。
採用側に特化した人事システムで何かお手伝いしていきたい
猪口 お客様のお手伝いをされる中で、永嶋さんの中での変化はありましたか。
永嶋 女性だと特に、売上を上げることを目標にして苦しくなってしまう方がいます。ビジョンであれば売上を上げた先にどのような未来があるかを考えるので、例えばお客様を幸せにする、家族みんなで旅行に行くなど、すごくワクワクして話す方もいます。今まで私がいくらビジョンだと発信しても、そもそもビジョンが日常に浸透していない言葉であまり通じていなかったようです。ビジョンは夢と置き換えてもいいかもしれません。お客様と関わる中で、まずは大人がそれを持っていいんだということを、もっと私自身が発信していかなければいけないという気づきがありました。
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