金森流「ビジネスセンスを磨く」前編をお届けします。前編では、①「自分のキャリアやスキルの定期的な棚卸しとアップデート」②「バランスのとれたプロデュース力」③「人脈をメンテナンスし紹介を得る」を紹介します。
インサイトナウ編集長対談
お相手:金森 努様
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
アフターコロナで変化したこと
猪口 金森さんには前回、「ビジネスパーソンとして成長するためのマーケティングの必要性」についておうかがいしました。今回は、「ビジネスセンスの磨き方」についてお聞きしていきたいと思います。
前回、コロナ禍に入って研修がオンラインに変わったというお話をしていただきました。金森さんからご覧になって、今の状況はコロナ前に戻った感じでしょうか、あるいはまったく新しいスタイルができたとお感じですか。
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金森 私は仕事として研修事業とコンサルティング事業をしています。研修事業に関しては、対面研修が戻ってきて、ある意味コロナ前に戻ったような様相は見えています。しかし、同じ対面研修でも受講者のマインド、学ぶ姿勢はだいぶ違ってきていると感じます。対面は全体を乗せてしまえばいいので、わりとアウトプットをさせやすいのですが、オンラインは積極的にアウトプットする人でないと学びが少なくなってしまいます。そこで何とかアウトプットさせようと講師はあの手この手を使うわけです。コロナ禍でオンライン研修を受けた人の中で、元々学ぶ姿勢、アウトプットする姿勢が強かった人がより活発になったり、飛び抜けて活発な人がいたり、そうした差がけっこう出てきている気がします。
コンサルティング事業に関しては、リモートワークからだんだん出社に戻ってきているとはいえ、やはりリモートは続いていますし、コロナ禍で社屋を引っ越して社員の人数分の席がない会社もあります。リモート前提のコンサルティングの依頼もけっこうあります。最近、いわゆるインサイドセールスの再構築の仕事をしているのですが、リモート環境が整備されたことでやりやすくなっています。そういう意味では、セールスの世界もだいぶ様変わりしてきました。
猪口 確かにそれはありますね。BtoBでも、マーケティングの手法として、ウェブからインサイドセールスに繋げるようになってきて、今までいわゆる「営業」と言われていた人たちは仕事の中身が変わってきました。
金森 インサイドセールスからフィールドセールスに案件化して引き渡すのが標準です。ところが、フィールドの人たちが実際に営業に行くかというと、その人たちもリモートでセールスしているので、フィールドを含めてインサイドセールスといった感じになっています。
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