テレビ東京・ガイアの夜明けで放映された定食屋チェーン「大戸屋」ですが、店長である社員への社長自らの檄がパワハラ呼ばわりされ、批判が起きています。私は全国でハラスメント研修を行っていますが、「ハラスメントのつもりはない」はずの行為がハラスメント呼ばわりされる事例として解説したいと思います。
1.大戸屋炎上、3つの原因
私は番組を見ていてとてもヒヤヒヤしました。なぜなら炎上につな
山本社長自身はアルバイトから社長にまで登り詰めた方で、自ら身
社長にまでなられる努力がどれほどのものか、想像できます。しか
社長自身を賞賛することは何も問題ありません。今でも店舗でトイレ掃除を定期的に行う山本社長。本来は良いエピソードのはずです。しかし現在の環
2.「努力」という根性論の危険性
飲食店では食事の調理だけでなく、その原材料仕込み、提供・接
ブラックと呼ばれる飲食店の厳しい環境の、むしろ改善を目指して
飲食業界はバイトですらもその過酷な労働や、労働に対しての給料
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2020.09.07
2022.05.22
株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント
芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。