2008.06.06
世界を変える会社の作り方~2~
山口 揚平
~スタートアップ期(2年間)に生じる壁と対策~ 会社とは何か、事業とは何か、お金とは何かといったことをお話したいと思います。 私は起業を決意して、行動を起こし、何度も何度も失敗を繰り返し、ようやく2年を乗り切った新米の経営者です。まだ成功しているわけではありませんが、私がなぜ起業をし、何に失敗し、何を学んだのかについて率直にお話することで、皆さんの将来の糧にしていただければ幸いです。
1990年代になると、彼らはほとんど役割を終えてきて、情報の時代に入りました。そこで活躍したのがグーグル、ヤフー、アマゾン。グーグルは、もちろんページランクのしくみも優れていますが、本質は情報を集めることだったと思います。そしてこれらの会社も、いずれ役割をそれで終えると思います。
今、グーグルからスピンオフして立ち上げている会社がいっぱいあります。彼らは最初から大金持ちですが、これまでとは違う世界、つまり「意味の世界」を作ろうとしています。私たちは、その「意味の時代」の黎明期を迎える世代になると思います。意味の時代においては、それぞれの目的に対して適切なフレームワーク(切り口)を与える力が必要となるだろうと思います。
「意味の時代」のプロジェクトとして、私たちシェアーズは「バリューマトリクス」を提案します。
バリューマトリクスは、企業価値をワンクリックで算出するツールです。企業価値評価におけるディスカウントキャッシュフローの仕組みを知っていても、それに必要な財務やベータ値の情報がなければ、答え(バリュー)がわからない。そこで、「仕組み」と「情報」をセットで提供しよう、というわけです。忙しいサラリーマンでも、仕事の合間に気になる会社を理解し、投資ができるようなツールを提供したいと考えたのです。
グーグルのページランクには、汎用性はありますが専門性はありません。投資や金融業界では、フィナンシャルならではの専門性(切り口)が求められます。それに応えるのがバリューマトリクスであり、我々が提供していこうと考えているものです。
~2章 後半に続く~
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