2025.01.21
【インサイトナウ編集長対談】日本をデジタル先進国へと導くための第一歩。「未来をひらくDX人財育成プログラム2024」を終えて
INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社
子どもたちがデジタル技術について真剣に取り組むきっかけをつくるため「未来をひらくDX人財育成プログラム2024」を開催され、無事に表彰式が終了しました。今回の意義とこれからの展開について、一般社団法人イノベーション融合学会 理事の富士翔大郎さんにお話をうかがいました。(聞き手:猪口真)
DX検定シリーズは約1,000社、5万人の受験者数を記録しました、これはDXの知識は専門職のスキルではなくビジネスパーソンの言わば「九九」のような基礎知識として広がってきたからだと思います、実際に、採用条件や昇格条件に加えた企業が増えています。もし、上司がITトレンドを語るリテラシーがなかったら、部下はもちろん、会社としても不安になりますよね。そう考えると大学生含めて子供たちにとっては英語と並んでDXリテラシーこそ、今後の子供たちのキャリアに最も影響を与えるスキルと言えるでしょう。
猪口 優勝された方をはじめ、DX検定についてはどのような印象をお持ちのようですか。
富士 DX検定は公的資格を意識して、ある程度のレベルを維持していますし、常に最新の情報を反映しているので過去問で対策する資格試験とは違い難しいという印象が多かったです。普通にエンジニアが受けても1000点満点のうち半分の500点ぐらい取れればいいほうです。デジタル変革に関して人財育成や執筆をしてきた私もDXプロフェッショナルレベルは取れずDXエキスパートレベルにとどまっています。
日頃ニュースで出てくるようなキーワードを他人に解説できるレベルをきちんと身に付けてないと点数が取れません。この検定を受検した人は、受けた後にこれはまずいという「気づき」があったと思います。DXは幅広く、勉強しにくいものですから、受検して初めて火がついたのではないでしょうか。実際、今回早々にリベンジを宣言している人が少なくありません。そういう意味では、非常に学習意欲が旺盛な人たちが受けてくれました。
今回最高得点を取った受検者は小学生の娘さんと親子で受けた方です。ご本人はITの仕事をされている方で、社内でも必要な資格となっているそうです、初挑戦でDXプロフェッショナルレベル認定取得でした。おそらく日ごろから仕事で使う言葉だけでなくWEBや雑誌など関連資料を読み込むなど知的好奇心旺盛な方だと思います。
今回私はDX検定対策講座制作に関わりましたが、日常聞いたことのない言葉もかなりありました。その中で高得点取れるというのは、勉強というより趣味になっているのかもしれないですね。ぜひ同僚や後輩の皆さんの指導をしていただきたいです。
猪口 娘さんは小学生なのですね。
富士 小学6年生です。父親がそういう仕事していることで比較的デジタル分野に関心が高く、親子で一緒に受けたそうです。
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