MA(マーケティングオートメーション)ツールでできることとは?プロセス別の活用方法を解説

2024.07.02

営業・マーケティング

MA(マーケティングオートメーション)ツールでできることとは?プロセス別の活用方法を解説

荻野 永策
株式会社ALUHA 代表取締役社長

BtoB企業向けにMA(マーケティングオートメーション)ツールでできることをわかりやすく解説

各リードの興味関心に合わせた情報発信ができるため、全員に同じ内容のメールを送るよりもメールの開封率・URLのクリック率などの向上が期待できる。また、リードと良好な関係を維持しやすくなり、「メルマガ配信解除」などをされてしまうケースが減るのも大きなメリットだ。

ランディングページの作成ができる

「ランディングページ」とは、Web広告や検索エンジンなどから流入してきたユーザーが最初にアクセスするWEBページのことだ。MAツールを活用すれば、専門知識が少なくても比較的容易にCV(コンバージョン=問い合わせ・購入などの結果)件数の増加を狙ったランディングページを作成できる。操作も簡単であるため、ランディングページを作った後の改善も行いやすく、新規リード獲得の強化につなげていくことが可能だ。

スコアリングができる

「スコアリング」とは、MAツールに登録した各リードの属性や行動履歴を分析し、点数付けを行える機能のことだ。

例えば、BtoBの場合だと下記のようなスコアリングが可能である。

  1. 年商300億円以上の企業:10点加点
  2. メールの開封:2点加点
  3. セミナー参加:10点加点
  4. 製品概要ページの閲覧:3点加点
  5. 製品の料金ページの閲覧:6点加点

このようなスコアリングを行い、合計スコアの高さで成約に繋がる可能性=成約確度を判断する。例えば、料金ページや導入までの流れといった「購入・導入のキーとなるようなWEBページ」を見た場合は大きな加点を、それ以外のページの場合は少ない加点をすることで、より細かなスコアリングも可能となる。

さらに、セグメントメール(ターゲティングメール)との連動も可能で、スコアが100点以上のリードにメールを配信することや、製品Aページを見て、かつスコアが50点以上のリードにメールを配信することも可能となる。

このようにスコアリングはセグメントメール(ターゲティングメール)の切り口や確度が高いかどうかの判断材料になるため、MAツールの重要な特徴の1つとなっている。

MAシナリオの作成ができる

MAシナリオとは、ホットリードに育成するための育成手順(リードナーチャリングシナリオ)を決め、決めた育成手順にあわせてリードに情報提供する「メールのシナリオ」のことである。わかりやすく一言で言えば、リードを育成するためのメールの配信順序のようなものである。フォローアップメールやステップメールとも言われる。

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荻野 永策

株式会社ALUHA 代表取締役社長

BtoBマーケティングコンサルティングを展開。大手IT企業、製造業を中心に、伴走型コンサルティングを展開中。リソースを効率的に活用し、最小限の工数で効果を最大化するコンサルが得意

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