「戦略なきBtoB営業」「戦略なきBtoBマーケティング」を展開し続けるとどうなるのか?
本記事は弊社WEBサイト「BtoB企業にマーケティング戦略や営業戦略がないとどうなるのか?」の記事を転載した内容となっています。
そもそも戦略とは?
戦略(英語:strategy)とは、ビジネスの目的に対して、長期的視野で、自社が持っているリソース(人・物・金、情報など)を総合的に活用する方策のことだ。「効率的・効果的にビジネス目標を達成するプロセスを考案すること」とも定義できる。
当然のことながら、リソース(人・物・金、情報など)を効率よく活用すれば良いというだけでなく、営業やマーケティングの現場で活用できる武器(言い換えれば強みのこと)と、その武器に価値を感じるターゲットを明確(ターゲティング)にした上で、リソース活用を検討しなければならない。
そうすることで、リソースと武器をどう使い、誰に売ればいいのか?が明確になり、ビジネス目標の達成の道筋が見えてくることとなる。
では、この戦略がないとどうなるのか、そのリスクや発生しうる状況について、考察してみよう。なお、ここでは、営業戦略の目標を「顧客獲得、受注獲得」、マーケティング戦略の目標を「顧客価値創出、新しい市場の創出」とし、それらの最終目標は「売上獲得と利益の増大」とする。
BtoBマーケティング戦略やBtoB営業戦略がないとどうなるのか?
BtoB企業において、マーケティング戦略や営業戦略がない場合、主に下記に記載するようなリスクや状況が発生する可能性がある。
- 目標達成までの時間がより長くなる
- 自社のリソースを効果的に活用できない
- 部分最適になり全体最適ができない
- 質と量のバランスが崩れる
- 営業やマーケティングのアクションプランが毎年同じような内容になる
- 営業やマーケティングに安定感がなくなる
- 顧客第一より自分都合・自社都合になる
- 効果的な戦術選定ができない
なぜこのようなことになるのか、その理由を詳しく解説しよう。なお、あくまでこうなっていく可能性があるという考察であるため、1つの参考にしていただけたら幸いだ。
目標達成までの時間がより長くなる
戦略がない場合、営業目標やマーケティング目標を達成する時間が長期化する。なぜなら、営業やマーケティングには「絶対」はないからだ。
そもそも、営業には「絶対に売れる方法」など存在しないし、マーケティングにも「絶対に顧客が欲しがる価値を見つけ出す方法」など存在しない。そんな方法があれば、世界中から倒産する会社がなくなる。
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株式会社ALUHA 代表取締役社長
BtoBマーケティングコンサルティングを展開。大手IT企業、製造業を中心に、伴走型コンサルティングを展開中。リソースを効率的に活用し、最小限の工数で効果を最大化するコンサルが得意