前後篇の2回に渡って、顧客の視点を含めいくつかの視点を紹介します。複数の視点で眺めることは、自社の特性(コダワリ)を発見する契機になるかもしれません。
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しかし、標題に掲げたように、私はYOUの視点を顧客第一主義に立脚した視点として単純に推奨するつもりはありません。
YOUの視点(顧客の視点)だけが大事なのかというと、そうではないと思います。顧客第一とはいっても、顧客視点を重要視するあまり自分が無いのは望ましいことではありません。
IよりもYOUであるという戦略を進めていく中で、YOUの好みに徹底的に合わせようとすると、I(自社)の特性が生かせない。むしろ、邪魔になるという状況が容易に想像できます。
自社らしさを捨てても、一時の流行には乗れるかもしれません。しかし、顧客は移り気なものです。短期的な支持は得られたとしても、長期的なスパンでの自社の発展成長を考えると、後に大きな問題を抱えることになるかもしれません。
ここで取り上げたYOUの視点は、少しの間だけ相手のことを肯定的に考えてみるということであって、相手に同調することを促したり強制するものではありません。
ここまで、Iの視点とYOUの視点について解説しました。実は、私が紹介したい視点は4つあります。残りの2つに視点については、次回解説したいと思います。
複数の視点で眺めることで、自分(自社)らしさを発見するヒントを見つけることができます。
マーケットイン戦略に必要なのはYOUの視点だけではありません。残りの2つも含めた4つの視点を自由に行き来する思考が大切です。
後編はこちら http://www.insightnow.jp/article/1207
関連ブログ http://www.121coach.com/modules/wordpress/index.php?p=17
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論理思考
2009.01.01
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