【インサイトナウ編集長対談】マーケティングやクリエイティブでは、社長と対面で喋る技量を磨け

2022.12.21

経営・マネジメント

【インサイトナウ編集長対談】マーケティングやクリエイティブでは、社長と対面で喋る技量を磨け

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

「全身企画屋」と自らを語り、現在は福岡の地で活躍される中村さん。いまでも多数の企業の顧問を務め、変幻自在な仕事っぷりとそのスタイルは、あらゆるナレッジワーカーが参考になるはずです。 インサイトナウをはじめ、アウトプットを出し続ける中村さんにお話しを伺いました。(聞き手:猪口真)

猪口 それは皆さん違っていて、自分にとって効率的な、マックスなアウトプットが出せる方法をそれぞれ探すということですね。

中村 そう思います。説得力は人柄と言葉が一体化されたものです。フォーマットやテンプレートは人から聞いて学べるかもしれませんが、本質的なところは自分を見つめ直さないと作れません。そういう意味では、成功事例を自分の中で獲得しないとできないと思います。なので、フレームの話はできるし、プレゼンや企画書の肝の話はできますが、最終的にそこを落とせるかどうかは、その人の人柄次第です。その人がどう生きてきたか、本当にここにあるかないかといった差になっていきます。直接社長にいけしゃあしゃあとそれを出せるかどうか、勇気があるかないかの違いです。格好いいものを出さなきゃいけないとか、ちゃんとしたものを出さなきゃいけないと、皆躊躇するんです。でも、そんなものは出したらいいんですよ。

猪口 失うものはありませんからね。

中村 個人名でやっているので、0か100か、合うか合わないかです。還暦になってわかったのは、結局仲の良い社長としか続かないということです。成長を続けている仲の良い社長が20人いたら、私の場合はそれで食えるわけです。そのために今まで何百人、何千人の社長の前で喋ってきました。合理的な会社はAIやコンサルタントを導入します。または、「人間的に面白いか面白くないか」「この人と付き合っているとちょっと先が見える」ということを大切にする会社もあります。そのどちらを向いているかだけの話です。

働くということ、特にクリエイティブやマーケティングのプロとして生きていくということは、最終的にはお金と時間をいかに自由にするかです。それがフリーでない限り良いインプットはないと思います。嫌なことに縛られちゃいけない。だから何でも言えます。

猪口 とはいえ、一人でやっていたり、会社を作るとものすごく手間暇がかかります。

中村 手前味噌だけど、よくやってきたなと思います。私はキナックスホールディテングスとペーパーカンパニーという会社の代表をしていましたが、還暦になった8月末に全部を精算しました。

全部きれいにしました。キナックスという会社を譲り、株も譲渡して、切り離して、私は天涯孤独の企画マンになったんです。今は妖精みたいな状態で、3センチぐらい浮かんでいるイメージですよ(笑) めちゃくちゃ楽になりました。

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