アメリカではコロナの影響でトラベル/ホスピタリティ業界が大打撃を受けている。ラスベガスの大通りで最大のカジノ運営会社MGMは6万人を超える解雇を検討している。短期レンタルのエアビーアンドビーも、社員の25%にあたる1,900人の解雇を余儀なくされた。そんな中で、ホテルが売上を少しでも獲得するための「奇策」を講じている。「ロックダウン(外出禁止令)」で行き場をなくしたテレワーカー(在宅勤務者)をターゲットとしたその奇策とは・・・?
ホテルが「オフィス・スペース」としてのマンスリー・プランを提供する・・・などということもあり得ると思いますし、それに絡んだポイント・プログラムや特典も考えられるかもしれません。ビジネス・ホテルはもちろんのこと、ラグジュアリー・ホテルは、ラグジュアリー・ホテルならではの「何か」を提供することで、他との差別化を図ることができそうです。
コロナ・クライシスで、アメリカではトラベル関連の雇用が半減するといわれています。過去に類を見ない危機に直面しているホテル業界ですが、社会や生活者の価値観が豹変しようという今こそ、未曾有のイノベーションやビジネス・チャンスを創造する時といえるかもしれません。
ビジネス・モデル
2012.02.11
2011.10.07
2011.02.23
2008.05.13
2020.04.08
2020.04.18
2020.05.12
2020.05.19
2020.06.05
ダイナ・サーチ、インク 代表
ダイナ・サーチ、インク代表 https://www.dyna-search.com/jp/ 一般社団法人コア・バリュー経営協会理事 https://www.corevalue.or.jp/ 南カリフォルニア大学オペレーション・リサーチ学科修士課程修了。米国企業で経験を積んだのち、1982年に日米間のビジネス・コンサルティング会社、ダイナ・サーチ(Dyna-Search, Inc.)をカリフォルニア州ロサンゼルスに設立。米優良企業の研究を通し、日本企業の革新を支援してきた。アメリカのネット通販会社ザッポスや、規模ではなく偉大さを追求する中小企業群スモール・ジャイアンツなどの研究を踏まえ、生活者主体の時代に対応する経営革新手法として「コア・バリュー経営」を提唱。2009年以来、社員も顧客もハッピーで、生産性の高い会社を目指す志の高い経営者を対象に、コンサルティング・執筆・講演・リーダーシップ教育活動を精力的に行っている。主な著書に、『コア・バリュー・リーダーシップ』(PHPエディターズ・グループ)、『アメリカで「小さいのに偉大だ!」といわれる企業のシンプルで強い戦略』(PHP研究所)、『ザッポスの奇跡 改訂版 ~アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略~』(廣済堂出版)、『未来企業は共に夢を見る ―コア・バリュー経営―』(東京図書出版)などがある。