純丘曜彰 教授博士の執筆記事一覧

2024.09.10

ジャンセニズムとパスカル:信仰の賭けの背景

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/近世初期のパスカルは、ルネサンスのダヴィンチにも並ぶ万能人。おまけに人文主義的で、ユーモラスな機知にも富んでいて、読んでいて楽しい。とはいえ、あまりに天...

2024.08.30

星野之宣『宗像教授世界編』第四巻の欠陥「古墳は土石流対策の灌漑施設?」(2016年11月21日の記事の再掲)

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/今日、発売になった星野之宣『宗像教授世界編』第四巻に、この話が出ている。が、この2016年の記事は参考文献に挙げられていない。田久保晃『水田と前方後円墳...

2024.08.26

芸術は美徳を養うか②:日本の芸道とバウムガルテン、ペスタロッチ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/美徳は、時と場によって違い、また、状況とともに変化していき、そもそも当事者の立場によっても異なる。したがって、それは、創造力を求める。しかし、それは、い...

2024.08.26

芸術は美徳を養うか① :日本の芸道とバウムガルテン、ペスタロッチ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/美徳は、時と場によって違い、また、状況とともに変化していき、そもそも当事者の立場によっても異なる。したがって、それは、創造力を求める。しかし、それは、い...

2024.08.18

​株価の意味:有限財の経済学

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/有限財の価格は、その財貨の直接有用性の多少を表示せず、所有権移転に伴って買い手側が負担する社会的コストにすぎない。/

2024.08.05

​リスクテイクの大きな誤解

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/リスクは、財産だけではない。人が負えるリスクは、財産の三分の一ではなく、生活全体の三分の一が限界。資産、仕事、家庭、健康。どうしても、なにかを変えたいな...

2024.08.03

「先進国」経済の天井:EVシフトの失敗

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/エンジン自動車は、面倒な機械だからこそ、社会をうまく潤してきた。EV車は、たしかに理屈では優れているが、自動車産業に代わる雇用先を確保できないかぎり、「...

2024.08.01

マッガフィンとスナーク、ムーミン

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/キプリング、ヒッチコック、ルイス・キャロル、そしてトーベ・ヤンソン。だれもがそれを狩ろうと奔走するが、だれもそれが何か知らないもの、それがスナークだ。し...

2024.07.25

​ヒルビリーと反近代資本主義

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/ヴァンスが「ヒルビリー」という言葉をバッジにするとき、アパラチアン・ホワイトトラッシュと、愚昧だが純朴な自給自足の万能人、古き良きアメリカ人の理想という...

2024.07.16

十字軍:世界の激動と文化の競争

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/当時のヨーロッパもイスラムもばらばらで複雑でした。しかし、それは目を背ける言いわけであってはなりません。わかりにくいものに立ち向かう勇気、それが哲学です...

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