2016.05.17
BtoBマーケター必読。新サービスのリリースを任されたときの4つの心構え
チーターデジタル 株式会社
チーターデジタル株式会社
数多くのプロジェクトを手がけてきたエクスペリアンジャパンの吉澤から新任BtoBマーケターの皆様へ、自身の経験をもとに培ったノウハウやTIPSを惜しみなくご紹介します。 今回は、新サービスのリリースプロジェクトに携わる際に持っておくべき4つの心構えをテーマにお届けします。
例えば、素案の段階から、いきなりパワーポイントで完ぺきな資料を作ろうとしていませんか? 戦略を資料として成形するのは、最後の最後。経営会議でリリースの最終承認をとる場合や稟議書を回す場合などに限ります。パワーポイントは見栄えにこだわりがちで、時間ばかりが取られてしまうため、実はあまりオススメではありません。PCで作業する場合は、メモ帳やエクセル、ワードなどなるべくシンプルなフォーマットで作業することをオススメします。
ちなみに私の場合は、ある程度戦略が固まるまでA4のスケッチブックを使います。文字は汚く、ロジックも滅茶苦茶で、とても人に見せられるような代物ではありませんが、戦略を考える段階で、そこは重要なポイントではないのです。
戦略立案で大切なことは、どんなに的外れなことでも構わないので、とにかく自分の思考を出し切ることです。
2.戦略はひたすら練り直す
あるいは戦略を立てるとき「これはこうだ」と決めつけて、当たり前のこととして処理していませんか?例えば、上司からこういう指示があったとします。
「我々の市場において、○○というニーズが最近非常に多い」 ゆえに 「○○を満たすサービスをリリースするのでその戦略を立ててくれ」
もしあなたがそのリリースプロジェクトの責任者だった場合、上司にそう言われたからその通りにやる。という受け身の姿勢でいてはいけません。 この場合、
・我々の市場とはいったい何を指すのか? ・そのニーズはどれほど存在するのか/どのようなクライアントがそのニーズを抱えるのか ・潜在的な欲求(ウォンツ)は何か? ・○○を満たせば売上につながるのか?事業成長はどれほど見込まれるのか?
という具合に、検証が必要なポイントがたくさんあります。あらゆることに疑問を持ち、考え、整理し、また一から検証し……という作業を繰り返して、戦略を自分のなかでブラッシュアップしていくことが大切です。決して、受け身の姿勢で言われるがままに進めたり、1回考えただけで終わりにしたりしないでください。
私の場合、戦略骨子を作る際は、この作業を最低でも2週間以上かけて行います。毎朝決まった時間を戦略策定の時間にあてたり、時間が許せば1日中こもって考えたりすることもあります。とにかくあらゆる角度から「これだったらどうなる?」「本当にこれは~なのか?」というように自問自答を繰り返します。
この時重要なのは、何回も何回も戦略を一から練り直すことです。
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1999年12月設立。グローバルでクロスチャネルマーケティング支援を行うチーターデジタルグループとしての強みと、日本国内での累計5,300社以上の取引実績を生かし、マーケティングサービスを軸に事業を展開。マーケティングオートメーションやメールマーケティングソリューション、およびそれらに関連するコンサルティングサービス・導入支援・業務分析などを提供しています。