フレッシュなビジネスパーソンにおおくりする、ビジネスマナーの基本講座全4回。初回は心得編です。基本をおさえて、相手の立場にたったビジネスマナーを身に付けましょう。
世の中にはビジネスマナーと言われるさまざまな情報が氾濫しています。
けれど、実社会にでると教科書通りに行かないことを実感することも多いことでしょう。自社でしか通用しない「ローカルルール」があったり、相手との関係性によってはまったく逆だったり、社会に出たとたんに戸惑うことも多くなるものです。
ビジネスマナー講座の最初にお伝えしておきたいのは、マナーというものは、基本的なことは覚えることができても、結局は、「自分の判断」が必要になるものだということを忘れないということです。
その時々、相手との関係性やビジネス上のシチュエーションにより、かなりの応用力が要求されます。そして、応用できるようになるためには、やはり基本を知らなければなりません。マナーとは、つきつめれば相手に対する思いやりに他なりません。基本さえ知っていれば、あとは相手の立場に立つことで、どう振る舞えばよいかを瞬時に判断できるようになります。
相手の立場に立つという思考パターンは、品質の高い仕事にもつながっていきます。逆に言えば、それを常に意識していなければ、指示されたことをそのままこなすだけの能力しか身に付かなくなってしまいます。
ビジネスの現場では、指示された要件において、その言葉通りのものではなく「何を求められているのか」を理解することが大切です。ビジネスマナーを心掛けていれば、それが分かるようになります。そこから与えられた指示以上の仕事を行える、できるビジネスパーソンになっていくのです。
ということで、まずはビジネスマナーの基本を覚えましょう。応用することが大事なので、細かいルールのすべてを覚えなければと、かたくなる必要はありません。基本をおさえて応用力を磨く。「できる!ビジネスマナー基本の基」で、まずは基本を知ってください。
電話、メール、取引先訪問の「ビジネスマナー基本の基」を、3本立てでお届けします。
できる!ビジネスマナーの基本の基
2015.07.14
2015.07.21
2015.07.28
2015.08.04