企業の内部で新規事業などの立ち上げをミッションとした、企業内起業家(イントラプレナー)という存在。企業内で起業をするという無理難題にいかにして向き合うべきなのだろうか。新規事業を専門とするコンサルタントの目線で考えてみた。
新規事業開発担当者は、休まず働くべきかどうか、私はそれを規定する立場にはいない。当たり前だが、それを決めるのはどう生きたいかを決める自分自身だ。
言えることはただ一つ、起業家を志した以上は時間という単位で仕事をするなということ。新しい価値を作り出すという孤高の働き方に没頭し、脇目も振らずビジネスに邁進してほしい。
【思いっきり仕事をしよう】
先の上場企業の社長の講話は、こう締めくくられた。
「経営者は常に学び続けなければならない。学びの無い者に事業の遂行を行う事は出来ない。学びもまた、仕事の時間なのだ。
私は3つの方向で学びを進める事を、自分の経験からお勧めしたい。
- 本から学びを得ること
- とにかく多くの人に会うこと
- 旅に出ること
それらの中で得た知見をもって、がむしゃらに事業立ち上げに邁進してほしい」
新規事業に関わったその瞬間から、結果責任を持つ必要がある。また、企業内起業を志すことが、働き方を変えるきっかけになるかもしれない。
労働時間などという尺度で仕事するのではなく、結果にコミットして、新規事業を立ち上げるという人生の一大ステージを、上記のような率先垂範の経営者の元で、思いっきり楽しんでみたいものである。
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2015.07.10
2009.02.10
株式会社リアルコネクト 代表取締役
【自己紹介】 BtoB営業組織改革・新規事業開発を専門とするコンサルタント。新規事業企画担当者・営業マネージャー・B2Bマーケッター・営業マン向けのセミナー/研修/ワークショップの講師・ファシリテーターを中心に営業組織改革、新規事業開発支援等のコンサルティングを行っている。 【保有資格】 中小企業診断士・経営管理修士(MBA)・日本酒利酒師