2016.07.26
愛犬・愛猫の長生きの秘訣とは…?「うちの子に嫌われないホームデンタルケア」~いつから、はじめたらいいの?~
武田 真優子
つむぎペットケア 老犬介護スペシャリスト/もふもふ認定動物看護師
3歳以上のイヌ・ネコの80%以上が「歯周病予備軍」といわれています。この予防には歯磨きはじめ「ホームデンタルケア」が大切です。今日は、「ホームデンタルケアをはじめる時期」について、お伝えします。
■すこしずつ、すこしずつケアすることがコツ
「そうよね、歯みがきね、大事よね!」と、今まで歯みがきをしたことがないあなたの”うちの子”の口の中に歯ブラシ突っ込むことは、絶対避けてください!
98%嫌がりますし、あなたにうなったり噛みついたりするようになるケースもあります。何事も初めが肝心です。もし、まだ歯みがきをしたことがなければ、それはチャンスです。今日からすこしずつ、すこしずつはじめましょう。
どれくらい「すこしずつ」かというと、「3ヶ月かけて歯ブラシを使って磨けるようになる」というイメージです。驚くほど「すこし」ですよね。
でも、これくらい「すこし」でないと、大人になってからはじめて歯みがきをしようとしても、ペットたちには受け入れてもらえないのです。それも「一度でも嫌な思いをすると、その記憶は消えない」のです。ここが、ヒトと多くの動物との違いなんですね。
飼主さんにしかできない「ホームデンタルケア」だからこそ、ここぞというところは細心の注意を払って"うちの子"と楽しくケアしていただきたいな、と思っています。
■「子犬の頃は、乳歯が抜けるから、ケアしなくていい?」
いえいえ、この時期だからこそ、していただきたいのです。
この時期とは、いろいろなことを受け入れやすい「社会化形成期」です。この時期に歯ブラシに慣れておくと、大きくなってからも受け入れやすくなります。
ただし、乳歯から永久歯に生え替わるときは、派の周囲が赤くなるので痛みがあります。その周辺は無理に行わないようにしてくださいね。
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「うちの子に嫌われないホームデンタルケア」の基本とコツ
武田 真優子
つむぎペットケア 老犬介護スペシャリスト/もふもふ認定動物看護師
ペットホスピスをつくるために地方移住予定/うさぎと暮らすペットヘルパー/認定動物看護師。老齢動物介護/グリーフケア/ペットマッサージ