就職する際、希望する企業としての理由は「給与が良い」だけではないですよね、ほとんどの方は。
・自分に合いそうな仕事だ
・社風が好き
・安定性
…様々な尺度があるかと思います。
その中で、最近の若者!?において顕著なのは
「将来性がある」
に比重を置くことなんだそうです。
ただ、「将来性」という言葉って…
正確に捉えている方も少ないと思うんです。
たとえば
「この会社は将来性がありそうだから、この会社が良い!」
という就職活動中の学生の言葉から、この学生の深層心理を考えてみると…
将来がある=安定している=失職することはない
となっている場合も、少なくはないと思うのです。
要するに、「安定性」を求めているものの、「安定性」と言葉に出すのはカッコ悪いから!?「将来性」と言い換えている場合ですね。
なので、このような学生は、最近の売上・利益の伸びや、業界全体の不滅性(=今後もまずなくなることはないであろう、という性質)などを考えて、会社の希望を絞っていくのでしょう。
これは「安定性」に入る部類のものなのに(“最近の売上・利益”は「成長性」になることもありますね)。
まあ、このような方であれば、本当に「将来性がある」企業に就職できることは少ないと思いますけど…。
見抜きますからね、「将来性がある」企業の人事担当者が。
「こいつは心の中で安定性を求めすぎている。うちには不要。」
と(なんで不要か?の解は最後に)。
では、将来性がある会社って、どんな会社のことなんでしょう?
「若い社員に仕事を“つくっていく”ことを認め、サポートする会社、そんな社員が満ち溢れた会社」
これだと思うんです。
また、このような会社では
「自分にない能力を持っている社員を(ひがまず・やっかまずに)認める」
社員も多いと思いますね。
将来のことは誰もわかりません。
だから、既存の価値観や概念では分からない価値を見出し、「価値創造」をし続けられる会社が、一番「将来性がある」と思いませんか?
であれば、“自分が分かっている価値”の中で判断できない事項に出くわした場合、
・分からない、からやりたくない、やらせない管理職・監督職が多い会社
→最悪ですね。
・分からない、から分かる社員に任せてしまって、その人の能力を認める、管理職・監督職が多い会社
→将来性がある、と思いませんか。
なので、就職・転職の際、会社セミナーなどに行った時には
「この会社の人たちは“全部自分たちだけでやろう”としているか、それとも“わからないところは他人を信用して任せよう”としているか」
を、「将来性のある会社かどうか」の分かれ目として判断すればいいと思うんですよね。
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