1973年(昭和48年)1月29日、地域情報誌の草分け「ながの情報」が発行されました。いま、タウン情報誌は多種多様なラインナップになっています。
今日、1月29日は「タウン情報の日」です。地域情報誌の草分け「ながの情報」が発行されたのが1973年(昭和48年)の1月29日であることから、制定されました。
タウン誌というと、地元の飲食店などの情報を載せたフリーペーパーのようなものを思い浮かべてしまいますが、実際には多種多様なラインナップになっています。
地方の中小出版社が地元企業の広告を集め、地元の飲食店やサービス情報を載せているイメージ通りのタウン誌ももちろんたくさんあります。旅行雑誌の出版社や大手出版社は、「大都市圏全域」「地方単位」「大都市圏内の都市単位」などのタウン誌を発行しています。るるぶやウォーカーなどのムック本がこれです。最近は子育て世帯に対象を絞った限定タウン誌などもあるようです。これだけの数のタウン誌が発行されているということは、そこに需要があるということなのでしょう。
いまどき情報はスマホで検索すればいいと思いつつ、タウン誌を手にとるのはなぜでしょう。地元で配られるフリーのタウン誌には、いつも通っている道に面したお店のオーナーの素顔や、近所にあるのに知らなかったかわいい喫茶店や、そういう「身近にある意外なもの」と出会える醍醐味があります。旅先で出会うちょっと不思議な雑貨店や猫の集まる寺社なども、その地元で発行しているタウン誌で見つけたりします。多くの情報が溢れている中では、「選ぶ人」の目が大切なのでしょう。
地元では資金繰りに難航して休刊になってしまったタウン誌もあり、やっていくのは大変なのだろうと思う事もあります。ページや発行頻度が減ったり、WEB版を作ったり、生き残り策はさまざまですが、生存競争はどこの世界でもきびしいようです。大手のタウン誌も地元の方から情報を得るようですが、地元を愛する地元のタウン誌のみなさんにもぜひがんばってほしいものです。
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