半インスタント食品の小袋の開けにくさが不満を蓄積する

画像: ブログ「最愛志向のコミュニケーション戦略 ver 2.0」

2014.12.09

経営・マネジメント

半インスタント食品の小袋の開けにくさが不満を蓄積する

日沖 博道
パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長

世の中にある「折角なのに惜しい!」シリーズ、今回は半インスタント食品の包装。特に調理中や作業中に封を切ろうとすることが多いのに、封を切るのに苦労するようなスープ/ソースの小袋は厄介だ。小さな袋の小さな不満でも、度重なると購買に影響する。

たまの休日、普段忙しい奥さんに代わって旦那さんが家族みんなのブランチを作ろうと張り切る。でも哀しいかな、本格的な料理は高根の花。でも加工食品をうまく使えばいいやと、乾燥パスタを茹で、市販のパスタソースをからめようとする。缶入りではなく袋入りがこの頃はお気に入りだ。

ところが一人前ずつのソースの小袋を開けようとするのだが、思うように封が切れない。

一つは片面だけ斜めに割け、もう二つは途中でちぎれてしまい完全に開かない。それでも手早くパスタにからめる必要があるので構わずに絞り出すが、割けたところからソースが飛び出したり、手に付いたり。悪戦苦闘の末にようやく出来上がり、「前回も似たような感じだったが、もう少し要領よくやれないものか」と少々悔しがりながら皿に盛りつける。

かなり個人的経験をベースに描写したが、似たような経験をお持ちの方も少なくないのではないだろうか。

様々な一品料理をほんのひと手間で手軽に作れ、しかも素人でも味付けは結構まともに出来上がる、そんな半インスタント食品や調味材が豊富に出回っている。

冷凍食品やレトルト食品の品質も日進月歩だが、それでは野菜などが少々不足気味と感じる(しかも料理が得意でないと自負している)向きには、こうした半インスタントの食品や調味材はとても魅力的な製品だ。パスタやラーメン、うどん、焼きそばといった定番商品に限らず、中華料理、炊き込みご飯、パエリア…等々、色々と増えたものだ。

でも食品の種類はどんどん増やす割に、そして味付けに関しては色々と工夫している割に、加工食品メーカーの多くは包装の開けやすさについてはあまり気に掛けていないのではないだろうか。折角のいい商品なのに、詰めの甘さが見え隠れするのだ。特にパッケージの中にある、調理中に手で開けることの多いソースやスープの小袋だ。

こんなことを言うと、メーカーの人からすぐに反論が出てきそうだ。曰く―

「当社はちゃんと気に掛けている。だから小袋には切り込みを入れたり、どこから切っても手で切れるようにしたり。もう少しゆっくりと切り裂いてもらえばちゃんと切れるはずだ」。そう、仰る通りなのだが、にわか料理人は余裕がないため、調理中にはつい急いで封を切ろうとするのだ。

「そもそも包装に表示しているが、封を手で切りにくいときにはハサミで切って欲しい」。これもその通り。あらかじめハサミで封を切って立て掛けておけばいいだけだ。でも段取りの悪いのが素人料理人で、つい調理中に封を開けようとするのだが、手近にハサミもなかったりするのだ。

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日沖 博道

パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長

「世界的戦略ファームのノウハウ」×「事業会社での事業開発実務」×「身銭での投資・起業経験」。 足掛け38年にわたりプライム上場企業を中心に300近いプロジェクトを主導。                     ✅パスファインダーズ社は大企業・中堅企業向けの事業開発・事業戦略策定にフォーカスした戦略コンサルティング会社。AIとデータサイエンス技術によるDX化を支援する「ADXサービス」を展開中。https://www.pathfinders.co.jp/                 ✅中小企業向けの経営戦略研究会『羅針盤倶楽部』の運営事務局も務めています。https://www.facebook.com/rashimbanclub/     

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