世の中にある「折角なのに惜しい!」または「やらなきゃいいのに」というものを採り上げ、なぜそうなってしまうのか、改善法はあるのかを考えたい。そのトップバッターは、近頃たいていのビル・商業施設の洗面所に設置されている、センサー付きの自動水栓蛇口。
でもその結果は、先に挙げたようなユーザーの小さな不満が蓄積することと、主な目的たる節水が中途半端になってしまうことだ。
特に、せっかく多くの人に便利さを体験してもらって自らの技術力をアピールできるはずの水廻り機器メーカーからすると、「なんだこのメーカーの製品は役立たずだな」と人々に思われかねない。自宅で水廻りの製品を買い替える際にそうした評価が頭をよぎらない保証はない。(服を濡らされたなどの)場合によっては小さな恨みさえ買いかねず、ネットで悪評を流す「自称ユーザー」も現れてくるだろう。
そんな理不尽な、と思われるかも知れないが、消費者のメーカー選考基準なんて個人的体験が一番強いもの。
そうした思わぬ低評価や理不尽な中傷を避けるためには、メーカーや施工業者から施設管理者に働き掛けて、設定が狂っていないか積極的にチェックしてもらうことと、より簡単にセンサーやバルブの設定調整ができるように製品改良を進めることだ。せっかくの「ハイテク・ニッポンの象徴」なのだから、よりユーザー満足度が上がるようにして欲しいものだ。
業務改革
2013.09.02
2015.12.22
2013.07.08
2013.07.02
2014.11.26
2014.12.09
2015.04.24
2015.04.28
2015.03.30
パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長
パスファインダーズ社は少数精鋭の戦略コンサルティング会社です。「新規事業の開発・推進」「既存事業の改革」「業務改革」の3つを主テーマとした戦略コンサルティングを、ハンズオン・スタイルにて提供しております。https://www.pathfinders.co.jp/ 弊社は「フォーカス戦略」と「新規事業開発」の研究会『羅針盤倶楽部』の事務局も務めています。中小企業経営者の方々の参加を歓迎します。https://www.pathfinders.co.jp/rashimban/ 代表・日沖の最新著は『ベテラン幹部を納得させろ!~次世代のエースになるための6ステップ~』。本質に立ち返って効果的・効率的に仕事を進めるための、でも少し肩の力を抜いて読める本です。宜しければアマゾンにて検索ください(下記には他の書籍も紹介しています)。 https://www.pathfinders.co.jp/books/