マニュアルにより、仕事を効率化するー 悪いことではありません。 しかし、そこに「気持ち」が置き去りになります。 「気持ち」を置き去りにして「効率」を優先するのも1つの手法ですが、余りにも忘れられてしまった、失笑する出来事のご紹介。
今日、年賀状の印刷を引き取りに、セブンイレブンにいったときのことです。
セブンイレブンの店員さん(女性です)が、そそくさと棚から年賀状を出してきて
「こちらでよろしかったでしょうか?」
そう言って見せたのは、宛名も何も書かれていない表面の方を上にした、年賀状3束。
「あの~こちらも何も、表面じゃわからないと思うんですけど。」
ちょっと間をおき、裏返す店員さん。。。
そして。
僕の会計処理をするために、受け取り伝票に記入している間に、2人のお客さんがコンビニの外へ。
その人にはまず、聞こえない声で
「ありがとうございました…」
まさに「つぶやき」という言葉が適切な声でした。
多分セブンイレブンのマニュアルには
・写真を受け取ったら、注文があっているか確認するように。
・お客様が店内から出るときには、「ありがとうございました」というように。
そんなことが書かれているんじゃないですかね。
書いてあることそのものは、別に悪いことじゃないですよね。
しかし店員は、「マニュアルに書いてあるからやる」という態度をお客様に匂わせてはいけません。
そして、それ以前に、
「なんでマニュアルにそんなことが書かれているか」
をわかって、行動しないといけません。
そんなに難しいことが書かれているわけでもなんでもなく、サービス業に従事するのであれば、「人として」普通のことで、
・確認して間違いがないと、お互いにいいよね。
・「ありがとうございました」といわれると、気持ちいいよね。
そういったちょっとしたことの「備忘録」としてマニュアルがあるだけで、「やらなければいけない」という性質のものではありません。
お客様に気持ちよく感じられる態度は、人としての気持ちです。
「マニュアルに書かれているからやらなければいけない」となった瞬間に、そこには店側が期待している「お客さまの態度」が現れるわけがありません。
感情のマニュアル化は、接している方が余計、不快になります。
それをやられるくらいなら、無口で淡々と、正確に速く仕事をこなしてくれる店員さんの方がいいですよ、ほんと。
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