学生時代にアルバイトをする目的は、お金を稼ぐということ以上に『仕事を通して人と関わる』という、多くの人が残りの人生を費やすであろう時間の予行練習でもある。
アシストに入社して8年目になる吉田は、学生時代に宅配寿司のチェーン店で店長代理として働いた経験を持つ。
「新店舗だったこともあって、レジを締めたり、働く人のローテーションを組むなど、アルバイト以上の経験をさせてもらいました。深夜勤務の仕事の割り振りなどすごく気を使うこともありましたが、振り返ると毎日楽しかったです」
就職活動をしていた時は営業を希望していたという吉田。大学の先輩がアシストに就職していたことから紹介され、縁があって入社となり技術部門に配属される。
「人と関わる仕事がしたくて営業をやりたいと思っていましたが、技術に配属されました。コンピュータとはまったく縁のない学生時代でしたから技術的なことがわからないのはもちろん、ブラインドタッチもできませんでした。新人研修で1ヶ月間東京にいる間にパソコンに長けた同期に教えてもらったりして必死についていきました。それでも、大変というよりは毎日新しいことを覚えていくのが新鮮で楽しかったです」
こうして吉田は技術部門で運用管理ソフトウェア、JP1の担当になる。
「仕事は、製品の使い方を勉強して、お客様に提案し、実際に使ってもらうためのサポートを提供することです。学ぶことがたくさんあり、帰宅は毎日終電とまではいかなくてもかなり遅くまで仕事をする日が続きましたが、それでも性格なのか、つらいとか会社に行きたくないとか思ったことは一度もなかったです。自分は知らないのだから1つずつ覚えていくしかない、やるしかない、という感じでした」と振り返る。
技術担当といってもアシストの技術者はテクニカルサポートを提供するだけでなく、実際に営業と一緒に動いて製品の紹介や提案も行う。提案書を書いたり、製品のプレゼンテーションを行うといったきわめて営業的な業務も技術者の仕事になる。人と関わることがしたいと営業を希望していた吉田にとってもそれはやりがいのある仕事だった。
好奇心にあふれ目新しいことはなんでもやってみたい、そんな吉田について上司である竹本康之はこう語る。
「入社当時の吉田さんについては、OJT担当者がさじを投げ出しそうになったと聞いています(笑)。その頃は関わりが薄かったので聞いた話ですが、日報の書き方さえも一から教わって書いていたとか。そんな彼が着実にスキルアップを重ね、今では大阪のJP1チームの主力メンバーとして多数の案件を同時並行で日々こなすまでになりました。どうなることかと周りはハラハラしながら見守っていましたが、吉田さんをここまで成長させたのはその『前向きさ』だと思います」。できるできないは別として、とりあえずどんなことでも『やってみる』。また途中で問題が発生しても、落ち込まず前向きに解決策を考えて対処していく、というスタンスだ。
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