イノベーションを阻んでいる「惜しい!思考」とは。

2013.04.12

組織・人材

イノベーションを阻んでいる「惜しい!思考」とは。

川口 雅裕
NPO法人・老いの工学研究所 理事長

成果を出す人の思考、成果が出る組織の思考とは。

大切なのは、抽象的な発言、根拠に乏しい意見、思いつきの域を出ないような主張を、排除しないこと。多くの組織では、会議や業務上の会話で、「具体的には?」「根拠は?」「データは?」「それは確実なのか?」といった反応をしがちです。しかしそれを続けていると、皆の思考が偏るようになり、発言が委縮し、結論が常に平凡なものになってしまいます。それでは、仕事にも組織にも変化は起こらず、成果も上がりませんし、人も成長しにくくなるでしょう。今、企業組織には、「まとまってなくてもいいから、言ってみて。」「思いつきで構わないから、何かアイデアはない?」と促すような姿勢、素朴で荒削りな発言を大切にする態度が求められているのです。

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川口 雅裕

NPO法人・老いの工学研究所 理事長

高齢期の心身の健康や幸福感に関する研究者。暮らす環境や生活スタイルに焦点を当て、単なる体の健康だけでなく、暮らし全体、人生全体という広い視野から、ポジティブになれるたくさんのエビデンスとともに、高齢者にエールを送る講演を行っています。

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