現在アシストは企業向けのビジネス用コンピュータ・ソフトウェアの販売/サポートに特化しているが、1980年代後半にはパソコンソフトも取り扱っていた。松尾浩がアシストに入社したのはちょうどその頃。9,700円のワープロソフトや表計算ソフトを販売する部署に配属された。
パッケージソフト販売会社としてより幅広いアプローチをお客様に提供するために、松尾は3年前からパートナー企業の営業になった。これでアシストだけではできない、開発などを含めたサービスをユーザに提供することが可能になる。直接お客様のビジネスにアプローチをするかわりに、パートナー企業と協業することで複数社での提案活動が多くなり内容も複雑になった。それでもなるべくパートナーや技術者に任せるのではなく、要件や面談内容について自ら理解するように努めていると松尾はいう。
「これまでの経験から、それぞれの要件の構成要素を細分化することと、その各業務領域における構成要素を誰が何時までに対応するかを意識して活動しています。周りや情報に翻弄されるのではなく、自分の目と耳で見極めるということも、先ほど話した製薬会社のお客様から学んだことの1つですね」
自ら確かめ、行動することによって初めてわかることは多い。パートナー企業との協業という形態では直接お客様の要望や現状が見えにくく、はがゆいこともある。それでもパッケージ販売という枠をこえてより幅広いサービスを提供するためには、様々な人たちを巻き込んで選択肢を広げる必要がある。
「お客様が果敢にシステム戦略を展開する過程で、ITがいかにビジネス拡大に貢献できるかということを、紙に書かれたユーザ事例を読むのではなく現場視点で体験できたことは幸いでした。製品技術での体験、そして営業になってお客様から学んだことで、人間としても成長させていただいたと思っています」
アシストの社内で中堅営業マンとして活躍する松尾は、常日頃から率先垂範を心がけているという。「“こんな仕事は、私はしなくても良い”、というと思いは行動にでます。前向きな気持ち、熱心さ、積極性は言葉ではなく行動で示すものです。ですから言葉で後輩を指導、教育するのではなく、後輩の模範となるような振る舞いをすることを心がけています。そしてその努力は自分自身のためになると思うのです」
成長の種を与えてくれたお客様との出会い。松尾は自分は幸運だったという。そして誰もがそのような体験を得られるわけではないからこそ、自分もそんな種を後輩たちに投げられるような先輩でありたいという。
「私がお客様に恵まれたように、会社の後輩や一緒に仕事をするパートナーの方たちも、自分と仕事をしてよかったと思ってもらえるような仕事をしていきたいですね」
技術者としての経験、営業になってからお客様との接点を通して学んできたこと。お客様からいただいたたくさん成長の種を、これからは自分の周りの人たちにも投げかけていきたいという松尾の思いは必ず芽を出すに違いない。
文責: 株式会社アシスト 広報部 喜田 真弓
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp
03-5276-5850
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