アシストが掲げる企業理念、『哲学と信念』には、社員の採用にあたり「 優秀で熱心な若者を雇う」という項目がある。
「技術としてやっていきたいと思うようになったのは、1年目に仮配属となったチームでの支援業務がきっかけです。運用管理ソフトウェアのサーバ系の支援で、通常アシストでは実施しないジョブ移行作業でした。お客様の運用を理解することから始まり、アシストが提供するソフトウェアJP1でのフロー作成とレビューを幾度も繰り返す、長期に渡る支援でした。入社1年目でしたが、自分で理解し、自分でクローズすることを目標に取り組んだ結果、無事にカットオーバーを迎えることができました。そのときに、先輩と一緒に作り上げたジョブフローが問題なく稼働したことへの達成感、お客様と関わる仕事の楽しさを味わい、技術職でやっていきたいと思いました」
その後、チームが異動となり、同じJP1でもクライアント系の製品を担当することになるが、山本は持ち前の熱心さで新しい製品の立ち上げや資料作成、またお客様を理解することなど、心をこめて取り組んだ。その姿勢が評価されて、今年10月には社内の優秀社員を表彰する「技術貢献賞」を授与される。
もともと事務職希望だったこともあり、山本は他チームメンバーが苦手とするような紹介資料や報告資料の作成にはダントツにパフォーマンスを発揮する。また、社外Webやイントラ作成などの絵的センスを要求されるような業務も彼女の得意分野だ。山本が中心となり立ち上げた新製品は今やチームの主力となり、そのためチームの中でも頼られる存在となっている。
上司の伊澤は、山本の仕事ぶりについてこう語る。
「とにかく気遣いができること、そして仕事全体のバランスを見た上で、今自分がどうするべきかを常に考えて行動できる所は特筆すべき点ですね。個性的なメンバーが揃ったチームの中で、山本さんはまさに潤滑油的な存在です。新製品の立ち上げの際は、正直まだ若いし、どこまでできるかなと思って見ていましたが、立ち上げプロジェクトをたった一人で、それも完璧にこなしてくれたことは、こちらの期待以上でした。またしっかりとした仕事ぶりに加え、彼女の明るいキャラクターはお客様だけでなく、メーカーの担当者の方々からも大変可愛がられています。“山本さんが来ないと、仕事が進まない!”とよく言われて、こちらも困ってしまいます(笑)」
プリセールスを担当とする山本の一日は、セールス活動のため営業担当者と一緒に外出する日もあれば社内で資料を作成をする日、またイベントなどでセミナーを実施する日と様々だ。現在山本が担当するのは「PC資産管理製品」で、特に競合製品との競争が激しい分野だ。これまで多くの実績をだしてきた「JP1」というネームバリューは通じず、他社のより安価な製品に案件を取られることも少なくない。しかしそんな状況の中でも、様々なユーザの声をききながら案件数をこなし、競合製品と比較される中で、新バージョンの検証やエンハンスを行いながら、常に向上心を持って販売促進活動を行っている。
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