「好き」を仕事にすることはなかなか難しいものです。 そこで、仕事を「好き」になる工夫をした方が、豊かな気持ちで働き続けることができると思います。 その時に大切な気持ち―たった一つの、気持ち。
でも、これは結果論で、「ようし!好きになるために、このヒントを参考にして取り組もう!!」と思っても、なかなか行動に移れない人も結構いらっしゃるんじゃないですかね。。。
そこで、1~4のヒントを実行するために、その根源となる気持ち―たった一つの気持ち―をお伝えすると、これなんだと思います。
「人が喜ぶと、嬉しい、ほっとする、幸せになる」
以下、3つの例を挙げます。
◎ファミレスの店員の事例
昨日、あるファミレスに行きました。到着すると、待っているお客さんは3組でした。
でも、店内の空席が、4組分しっかりあるんですよね…それらのテーブルが、前のお客さんが出て行ったまま取り残されているだけで。
店員の動きを眺めていると、注文に呼ばれて注文をとるのはいいですが、その帰りにテーブルの食器を片づけようとしないんですよね。注文に呼ばれて注文に応える、それだけで。
また、まだまだ新しいグラスがあるにも関わらず、グラス補充をしている店員もいました。
これって、与えられたこと、言われたことをやっているに過ぎず、お客さんを満足させたいなー喜んでもらいたいなーって気持ちが、行動に表れていない例だと思うんです。
気持ちがあったり、お客さんにアンテナが立っていたりしたら、ちゃちゃっと席を片づけるはずです。
個人の気持ちの問題もありますが、店員教育ですぐ行動は変わります。
僕自身もマクドナルドのアルバイトを2年半ほど経験していますから、個人的な能力の高さではなく、気持ちと(店の)教育で、お客さんの過剰な不満をシャットアウトできることが結構簡単にできるって、わかるんです。
◎僕のこれまでの職歴
Z会では、入社試験の際、特定教科のペーパーテストを受けなければいけません。
僕は数学で受験しました。なぜなら、数学が一番不得意で(理系なのに…)、だからこそ、不得意な人の気持ちがわかる…。そこで、特定教科を担当するなら、数学を教えるのが最も適当だと思ったからです。
※そんな覚悟で受けてましたから、合格点ギリギリで通ったようですが(苦笑)
配属で希望したのは、塾部門。書籍ベースの教材ではなかなかわからないところを、口頭で「つなぐ」ことをやりたかったわけです。
しかし希望は通らず、高校通信教育の教材作成部門へ配属。理解の補助員としての数学担当ではなく、知識のベースとなる教材をつくるわけですから、数学が苦手な僕にとってはとても辛く、先輩からの指摘もたくさん受けました。嫌になったことも1度や2度じゃありません。
その時先輩から言われていたのは、「チューター的な存在が不要な、完璧な教材づくりを目指せ」。確かに、チューター(補助員)が不要な、わかりやすい教材をつくってしまえば、僕の入社時点の「やりたい」は叶うわけで…。ようし!という気になり、数学が苦手な人でも、口頭説明が不要で、教材を見るだけで取り組め、実力が伸びるものを作ってやる!という気持ちで、仕事に取り組んでいました。
結果、仕事が「好き」になっていく自分になりました。
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