2012年度のセンター試験がこの週末に行われました。 1990年に始まったセンター試験。20年以上続いていますが、フツウは「自分の受験した年のセンター試験事情」しか知りませんよね。 今週はセンター試験の記事もたくさんメディアに掲載されるでしょうから、「今のセンター試験ってこうなっている!」という、ちょっとしたネタの提供を。
この方法に変化したことにより、ある「ズル」が可能になるんですが…わかりますかね?
答えは記事の最後に。
◎受験番号などの基本情報をマークし忘れた受験生の措置は?
「やばい!受験番号をマークするの忘れた…」
そもそも忘れた人は、そのこと自体も気づかないかもしれませんが(苦笑)、こういう受験生は0点となるのでしょうか?
2006年5月25日の記事によると…
1984年以降23年間にわたり、このような“うっかり受験者”に対しては、全員誰かを割り出され、「0点」にせずに通常通り採点されていたそうです。2006年度センター試験では、その数、なんと、約7,000名!
でも、だからといって、今後この方針が続くとも限りませんので、マーク漏れがないかは十分注意して欲しいものです。
◎過去と似たような問題が出題されることはある?
似たような問題どころか、過去問そのものも利用される(こともある)というのが方針です(2010年度以降)。
…まあ、だからといって、すべての過去問を完璧に解けるようになることを狙うのも時間の無駄では?という感じもしますし、完璧に解けるということはそもそも実力があるのでは?という見方もありますが(笑)
◎地歴公民や理科の科目選択に有利・不利はある?
僕の高校時代にもありました。“理系は「日本史」より「地理」の方が有利だ”という噂(笑)。
確かに、毎年の「平均点」だけで比べれば、地理の方が日本史より高くなることの方が多いです(この15年では地理<日本史となったのがわずか3回)。
しかしだからといって、地理受験が有利だ、と短絡的に結論付けるのは、冷静に考えるとおかしな話です。
教科と受験者との相性があるから、という理由もありますが、もっとハッキリした根拠に、「その科目を勉強するための時間数が「平均点」には加味されていないから」というものがありますから。
つまり、地理が勉強しにくいため、地理受験者の地理に費やす勉強量が、日本史受験者の日本史に費やす勉強量よりずっと多くなった、結果として「センター試験まで一生懸命勉強してきた人間同士」比べると、地理の方が日本史より点数が高くなる、ってだけかもしれないわけです。
科目選択に絶対的な有利・不利なんてありません!
◎では最後に
「今年度(2012年度)はそれまでと何が変わった?」のところで言及した「ズル」について。
たとえばほとんどの文系学部では、理科は1科目だけしか(センター試験の受験を)要請していません。
したがって、文系学部志望者で、化学で出願しよう!と思っていた人間が「ズル」しようと思えば、
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