企業が求める「コミュニケーション能力」の本質は?

2011.11.17

組織・人材

企業が求める「コミュニケーション能力」の本質は?

寺西 隆行
(株)Z会

社会人基礎力として大事と言われる「コミュニケーション能力」。 では、その能力の意味する本質はどこか? …意外に捉えられていない気がします。 いつまでたっても企業が求める力の上位にランクインする、ということは(苦笑)

こういう人も多いんです(冗談抜きに…)。
・自分が共感している、という気持ちだけで「相手に分かってもらえている」と思っている
・自分の肩書があれば怪しい人じゃないと思ってもらえる
って方。

Facebookの技術的な使い方がわからないからそうなったんじゃないの?という問題ではなく、こういう方はホンキでこう思っているようで…(苦笑)

あなたの脳内や心の動きは、相手にとって無価値です。
肩書はもっと無価値です。
脳内や心の動きを「相手に分かってもらえるように、相手の共感を生むような形で表現し」、そして場合によってはそれに「肩書」が加わることで初めて、「あ、仲間になれそうな人だな」と思えるわけで…

ちょっと脱線しましたが、そのコメントに橘川さんが共感してくださったようで、なんと!橘川さんの方から僕に友達申請が。嬉しくてすぐ承認しました(笑)。
きっと橘川さんからすると、「きっと寺西は僕と友達になりたがっていると思う」って温度がわかったんだと思います。彼も、コミュニケーションをとても大切にする方ですから。

Facebookの話はここでオシマイです。

つまりは「あなたが相手の立場だったら、あなたが〝相手にしてほしい”と今思っている言動をとるだろうか?」と徹底的に想定し、そのための言動をとれることこそが、コミュニケーション能力、ってことですよね。

もちろん、前提として、「その言動をしている自分がとても楽しく心地がよい」状態であることは必要ですよ。
就活の場合で言うならば、その言動をしている自分が楽しいと思えない企業には行かない方がいいです。
どれだけ大企業であっても、運よく入社できたとしても、入社後不幸になるだけですから。

僕がほぼ毎日書いているブログのタイトルは「和顔愛語 先意承問」(わげんあいご せんいじょうもん)です。
※よろしければご覧ください。
http://www.zkaiblog.com/histaff/

とくに「先意承問」と言う言葉、僕がとても大切にしている言葉なんですが、これは「先んじて(相手の)意図を承ってから、(相手に)問いただせ」ということで…
つまりは相手の気持ちを慮り、かつ、相手に分かるように言動せよ、という、コミュニケーション能力の本質を突いた言葉だと思っています。

駄)名著ですが、コミュニケーション能力を身につけるには、『人を動かす』(デール カーネギー)を読むと早いんではないかな、と思うことが多いです。
アマゾンはこちら

※Z会のCM放映中!
http://www.zkai.co.jp/ad/tvcm/
「考える人は未来をつくる篇」テーマはレイルステレオ「db-デシベル-」です。
レイルステレオWebサイトはこちら

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

フォロー フォローして寺西 隆行の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。