アシストの西日本支社(大阪)に勤務する松山晋ノ助は入社して4年目。社内では「熱い男」として先輩社員に可愛がられている。
松山に無茶ブリした上司の中尾はこう語る。
「QlikViewを担当してもらうことになり、いきなり新人には厳しそうな課題を次々と与えたのですが、松山は何を与えてもすぐにこなして、期待以上の成果を返してきました。取組姿勢ややる気だけではなく、理解の早さ、仕事や技術を吸収するセンスの良さを感じましたね」
投げたものが返ってくるから、どんどん次に展開していく。こうあるべきでは、といった既成概念を持たない新人だったからこそ、松山は上司の期待以上に、新製品を意欲的に使いこなしていった。
「QlikViewはまだまだ日本での歴史が浅く、これから発展していく技術です。松山には、QlikViewの技術力では最低でも日本一、世界でもトップクラスの技術者になって欲しいですね(もしかして、これが無茶ブリと言われる所以なのか・・・)。中途半端ではなく、1つの技術分野でまず頂点を目指して欲しい。それが将来大きな自信になっていくと思います。人並みの仕事をこなすことは松山にとっては簡単で楽なことです。雑念は排除し、無限にあるパワーを発揮して、今しかできないことを、とことんやって欲しいと思っています」
中尾の言葉は、松山の能力を信じ、そこに大きな可能性を見出した上司から部下への信頼であふれている。
松山が就職の時にIT業界を選んだのは特に強い興味があったわけではなく、強いて挙げるとすれば、父親がアシストを知っていて、たまたま会話の中に出てきたので応募したのだと言う。同志社大学文学部で心理学を専攻した松山は、学生時代、ほとんどの時間をアルバイトに費やし、ホテルのウエイターが仕事だった。
「週5~6日は働いていました。その職場は非常に活気があり、やりがいのある仕事も担当させてもらえ、今思えばあの時の経験が現在の自分の土台になっていると思います」と松山。
そしてもう1つ、学生時代に学んだ心理学の影響もある。
「心理学を専攻している中で、特に『モチベーション』に強い興味を持ちました。そういった点も確かに影響があったのだと思います。モチベーションについて学んでいる最中に、並行してホテルのバイトでスパルタ的な指導を受けながら、真面目に仕事に取り組んでいましたから。大学で理論を学び、バイト先では、まさに自分がやり遂げたことの代価として、お客様から感謝の言葉だったりとか、バイト先での評価(仕事の難度や給料など)が得られる。楽しかったです。その裏で、なぜ自分のモチベーションが上がるのか、逆に周りでモチベーションが下がっている人を持ち上げるにはどうすればよいか、といったことを考えていたように思います」
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
株式会社アシスト
2011.11.28
2011.11.09
2011.10.18
2011.10.04
2011.09.12
2011.08.29
2011.08.08
2011.07.22
2011.07.08