多くの国民は、直接、菅総理とお話したことはないだろう。テレビや新聞からの報道で伝えられる人柄や言葉の数々は、編集されたものである。 ・・・で、あるなら私達国民は、どうして「本当の菅総理」を知ればいいのか?
しかし、この「あなたと官邸を まっすぐつなぐウェブサイト KAN-FULL BLOG」は、あまりに程度が低い。戦略がない。これが、日本のリーダーの直筆ブログであるなら外交の観点からも辞めた方が良いと懸念する。一国のリーダーが書く文章としての格調はないし、何より、このブログを読んで国民が何かを感じるとは思えない。こういう言葉を平気で直筆と宣って公表するセンスが、そもそも素養を欠いている。もし、このブログが、民主党の戦略の一環として発信されている認識であるなら・・・この党の未来は、やっぱり明るくない。
もう一度、前述の「私と風力発電」を、良く読んでみよう。これって、この時期に、日本の総理の書くべき文章ではないだろう。福島の原発の事故処理が遅々として進まない中、そのことを利用して、昔からの持論を肯定しようとされている。現在の菅直人は、この有事に窮している日本の総理大臣なのである。30年前の運動家のままの菅直人ではないはずだ。
総理大臣になっても「運動家・菅直人」を続けられる日本の政治は、色んな意味で凄い。顔も見たくないリーダーであることを自覚している人間の意志決定に、この国の近い未来が委ねられているとしたら。これは、色んな意味で凄いを通り越して・・・寒気がするっ。
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。