東京電力も供給力の積み増しの努力をしているが、昨年並みの利用となれば500万kw程の不足が起こる可能性は否定されていない。そうこうしている内に、日本の民間企業は続々と対策を打ち出している。
残念ながら日本はリーダーシップ、マネジメントが弱い。トップダウンで正しい決定をするというのは苦手だ。一方で、現場の頑張りが組織を支えている。東京電力管内の経済活動を一つの組織と考えると、個々の企業、家庭が現場だ。そして、現場はこの短い間に迅速に電力の需給ギャップの問題に対して様々な問題解決の提案を行っている。電力需要がピークを迎える夏場まで数か月ある。東京電力や政府は、今回は需給ギャップの解消に向けもっと現場である企業、家庭の声を聞き、それを生かす方法を考えてはどうだろう。その方がお互いにとっても良い解決策が生まれるものと考える。
中ノ森 清訓/株式会社 戦略調達 代表取締役社長
調達・購買業務に関わる代行・アウトソーシング、システム導入、コンサルティングを通じて、お客様の「最善の調達・購買」を実現することにより、調達・購買コスト、物流費用、経費削減を支援する傍ら、日本における調達・購買業務とそのマネジメントの確立に向け、それらの理論化、体系化を行なっている。コーポレートサイト: http://www.samuraisourcing.com/
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます