前回、震災を理由にジャストインタイム生産(JIT)を見直し、在庫を積み増すのは止めた方が良いというお話をした。震災を機に、JITを止め、在庫を積み増すという誤った考えが喧伝されるのは何故だろう?マネジメントに携わる人間は、この問題にどう臨むべきだろう?
これは何も危機に限ったことではなく、常日ごろから調達・購買機能としてできていなければならないことだが、果たして、あなたの会社の調達・購買はこうした態勢になっているだろうか。震災からの復旧にあたり、これから各社でクライシスマネジメントの見直しを始めることだろうが、BCPだけでなく、調達の柔軟性についても、この機に確認しておいてはいかがだろう?
中ノ森 清訓/株式会社 戦略調達 代表取締役社長
調達・購買業務に関わる代行・アウトソーシング、システム導入、コンサルティングを通じて、お客様の「最善の調達・購買」を実現することにより、調達・購買コスト、物流費用、経費削減を支援する傍ら、日本における調達・購買業務とそのマネジメントの確立に向け、それらの理論化、体系化を行なっている。
コーポレートサイト: http://www.samuraisourcing.com/
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます