米『TIME』誌が毎年恒例の「今年の人」を発表した。2010年のチョイスは、フェイスブックの若き(26歳!)創設者兼CEO、マーク・ザッカーバーグ。その選択は、ソーシャル時代の本格化を示唆するものと見た。
これは、莫大な資金投資や大掛かりなシステム導入を必要とすることではありません。「お客様を徹底的に理解する」という意思と姿勢と創造性さえあれば、どんな企業にもできることです。
フェイスブックの話からはだいぶんそれましたが、「ソーシャルの時代」にあって、テクノロジーだけにこだわったり、テクノロジーを障壁と考えるのではなく、「ソーシャル」という言葉の原点にかえって、「生活者主体の」ビジネス構想や価値創造を考えていく必要があると思うのです。そういった意味では、2011年は、生活者とつながる企業とそうでない企業との間に大きな格差が生まれる年になるのではないかと思っています。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
市場変革
2013.01.09
2010.12.17
2010.08.25
2009.11.18
2009.10.17
2020.05.15
ダイナ・サーチ、インク 代表
ダイナ・サーチ、インク代表 https://www.dyna-search.com/jp/ 一般社団法人コア・バリュー経営協会理事 https://www.corevalue.or.jp/ 南カリフォルニア大学オペレーション・リサーチ学科修士課程修了。米国企業で経験を積んだのち、1982年に日米間のビジネス・コンサルティング会社、ダイナ・サーチ(Dyna-Search, Inc.)をカリフォルニア州ロサンゼルスに設立。米優良企業の研究を通し、日本企業の革新を支援してきた。アメリカのネット通販会社ザッポスや、規模ではなく偉大さを追求する中小企業群スモール・ジャイアンツなどの研究を踏まえ、生活者主体の時代に対応する経営革新手法として「コア・バリュー経営」を提唱。2009年以来、社員も顧客もハッピーで、生産性の高い会社を目指す志の高い経営者を対象に、コンサルティング・執筆・講演・リーダーシップ教育活動を精力的に行っている。主な著書に、『コア・バリュー・リーダーシップ』(PHPエディターズ・グループ)、『アメリカで「小さいのに偉大だ!」といわれる企業のシンプルで強い戦略』(PHP研究所)、『ザッポスの奇跡 改訂版 ~アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略~』(廣済堂出版)、『未来企業は共に夢を見る ―コア・バリュー経営―』(東京図書出版)などがある。