成熟市場、ネットが普及した現代、多くの企業が差別化について、考えています。しかし、この「差別化」、難しく考えすぎていませんか。差別化は、突拍子もない変わったことをすることではありません。
差別化に新しいテクノロジー、特別な技術は必要ありません。
新しいテクノロジーを生み出すことができれば、たしかに他には真似できないフィールドでの勝負ができます。その会社でしか手にすることができないテクノロジーで、ニーズが高ければ、市場を独占することもできるかもしれません。けれど実際は、こうした新しいテクノロジー、特別な技術によって差別化しているケースは稀です。
それでは、どうすればいいのか。
鍵は、「徹底」と「組合せ」です。
徹底
マクドナルドの何が違うのか?
商品、価格、サービスといろいろありますが、一番は徹底した仕組みではないでしょうか。「品質管理、人材育成、いつも同じ味」1つずつは難しいことをしているわけではありません。全てを徹底して、1つのシステムを作り上げることで差別化につながっています。
コアを決めたら、これでもか!というぐらいコダワル。その結果が違いになります。
まったく新しいことを考えようとするのではなく、突き詰める。簡単ではないですが、できないことではありませんね。
組合せ
新しいテクノロジー、技術でなくとも、既存のものを組合わせることで「新しさ」は生み出せます。多くがインターネットという仕組みと組合わせることで、新しいサービスを生んでいます。そもそも、新しいテクノロジー、複雑そうに感じる技術も、細かく見ていけば既存の技術の組合せです。
私の会社で行っている「差別化≒違い」を構築するステップを御紹介します。
①コアとなるバリュー、コンセプトを決める。
②それを求める顧客を定義する。
③その顧客が求めているニーズを詳細に分析する。
あとは③の顧客ニーズに応えるため、①で決めたバリュー、コンセプトを中心に徹底して商品、サービスを構築していきます。
商品、サービス構築でどれだけ細部まで徹底できるかが、他には真似できない違いを構築できるかにかかわってきます。
難しく悩むのでなく、足元の追求にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ブランディング
2011.01.26
2010.09.30
2010.08.31
2010.07.17
2010.06.03
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