起業講座4:ASPアワード2010に選ばれたサービス(1)

2010.03.17

経営・マネジメント

起業講座4:ASPアワード2010に選ばれたサービス(1)

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

『INSIGHT NOW!』勉強会のなかから、インキュベーション事業を行うPE&HR株式会社が開催した会の特別レポートです。本勉強会では、特別講師として、投資先のなかでも、成長著しい注目のベンチャー起業家4名が招聘されました。「ベンチャー企業の生成と発展」のメカニズムを解明し、『起業の本質』に迫った当日の内容から、PE&HR社にレポートいただき、読者の皆さんに公開いたします。

 「私は表現力が欲しかった。一方、永田はBtoBの販売チャネルとか顧客ルートを必要としていた。永田はリクルート時代の同期入社の仲間ですが、一緒に仕事をしたことはありませんでした。たまたま再会して、お互いが補完し合いそれぞれの強みを活かすことで、面白いことができるんじゃないか。そう考えて2005年にSCTV社として、両社合併をして新しいスタートを切ることにしました。」

■存続会社に選んだ理由
 合併の際、フューチャーワークスを存続会社としている。どのような背景があったのだろうか。

 「当時は、シスコ、IBM、NTTコミュニケーションなどとの取引実績が営業的な武器になっていました。フューチャーワークスがその口座を持っていたので、それを残そうと考えたのです。まったく新しい会社にしてしまうと、もう一度実績をゼロから作らなければいけない。特に、シスコさんのような外資のIT企業は2年くらい実績がないと、そもそも直接取引きする口座を作れない場合もある。社名は変わったが、会社は同じということで、それぞれの取引契約については結び直さないで済むようにしたのです。ただ、スタートアップから上場を目指すという場合には、まったくゼロベースで新しい会社を設立した方が良いと思います。設立10年以上となると、事実上新しいことをやる新しい組織だとしても、えらく業暦が長い会社に見られてしまうので、ファイナンスなどの面でデメリットになっている部分もあったと思います。」

 社名については心機一転で、一度完全にクリアにし、ゼロベースで考えたという。そして2005年11月、SCTVというまったく新しい社名にして、念願のオリジナルなサービスの提供を開始した。

~起業講座4:ASPアワード2010に選ばれたサービス(2)に続く~

(文責:PE&HR株式会社 http://www.pehr.jp/

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