2010.03.05
人脈を構築・維持できている人は、ココが違う!
新田 龍
株式会社ヴィベアータ、株式会社就活総合研究所 代表取締役
人に紹介を依頼する場合でも、人脈をつくっていく場合でも、共通しているのは「自分目線」ではなく「相手目線」で考えることだといえます。
あなたにとって、どんな存在が人脈ですか?
「有名人」「実力者」「自分が学べる人」「自分が利用できる人」…
いずれも大事な要素ですよね。
あなたが人脈を築くのは、何のためですか?
「友達が大勢ほしい」「何かあったときに頼りにしたい」「いざというとき助けてほしい」…
これらも、たしかに大事な要素です。
でも、それだけだと人脈の「構築」はできるかもしれませんが、「維持」は難しいでしょう。
相手も、あなたのことを「有名人」「実力者」「自分が学べる人」「自分が利用できる人」、もしくは「友達が大勢いる人」「何かあったときに頼りにできる人」「いざというとき助けてくれる人」と感じているでしょうか。
相手が、あなたと付き合うメリットは何でしょう。
そして、あなたが自信をもって提供できるメリットは何ですか。
●「人脈」の定義とは
これについては様々な意見があろうかと思いますが、私としては
「協力関係を構築・維持できる同志」
だと考えています。
ここでいう「協力関係」の舞台は、日常生活だったり、ビジネスだったりいろいろあろうかと思いますが、それぞれの場面において「情報交換や人の紹介など、お互いに刺激し合い、かつ補完し、切磋琢磨しながら、一緒に成長していけるような仲間」ともいえるでしょう。
ということは、相手の都合を考えず、相手に頼ろうとばかりする姿勢の人は、当の相手からみた「人脈」には入っていない、ということなのかもしれません。
以前、「紹介を依頼する」というテーマを採りあげたときに「利己的になってはいけない」という趣旨のお話をさせて頂きましたが、この「人脈」においても共通しているのは「自分目線」ではなく「相手目線」で考えるということだといえます。
●人脈維持できている人に共通する思考様式、行動様式
これもいろいろとありますが、次の3点に集約できるのではないでしょうか。
1.give&take
2.アクションを地道に継続する
3.自分自身が「人脈をつなげる存在」になる
1.はすべての基本です。
あくまで「相手にどんなメリットを提供できるか」を意識して行動してみましょう。 また、giveできるようになるためには自分自身の「強み」を発展させなくてはいけないというプレッシャーが働くはずです。 これは成長機会にもなりますよね。
ちなみに巷の人脈ノウハウ本では「give」のみが強調されていますが、「take」も大事なんです。 相談やお願いをすることで、心の距離が一挙に縮まるというのはよくあることですから。
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新田 龍
株式会社ヴィベアータ、株式会社就活総合研究所 代表取締役
キャリア教育プロデューサー ブラック企業アナリスト 大学講師 HRMストラテジーコンサルタント JCDA認定キャリアデベロップメントアドバイザー 日本キャリア開発協会、東京商工会議所会員 早稲田大学卒業後、東証一部上場企業で経営企画、事業企画を経験。 その後人材サービス大手企業にてコンサルタントおよび人事採用担当等を歴任。 現在は人事戦略とキャリア教育に関するコンサルティング会社を2社経営。