『INSIGHT NOW!』勉強会のなかから、インキュベーション事業を行うPE&HR株式会社が開催した会の特別レポートです。本勉強会では、特別講師として、投資先のなかでも、成長著しい注目のベンチャー起業家4名が招聘されました。「ベンチャー企業の生成と発展」のメカニズムを解明し、『起業の本質』に迫った当日の内容から、PE&HR社にレポートいただき、読者の皆さんに公開いたします。
(3) 初めからPCとモバイルのDBを統合して構築する
「当時は携帯メール広告メディアが世の中にほとんどありませんでした。オープン当初からモバイルメディアを作ることで、代理店から直接問い合わせをいただけたのです。こちらから営業することがほとんどなく、収益化を図ることができました。」
(4) 顧客の継続性を重視した各種施策を準備する
「競合他社を分析すると、新規会員登録から4ヶ月ほどでアクティブな会員が激減していることが分かりました。アクティブな会員の割合によって広告効果が大きく違いますので、ユーザーに1年間使ってもらうための施策を考えました。例えば、ポイント制度やメール内にスピードクジ的な要素を加えたりしました。」
(5) 業務オペレーションの効率化を考えた管理画面を構築する
「創業して数ヶ月後には、大学時代の友人の辻井(現同社副社長)が参画し、自分を含めて2名体制になっていました。30人分ぐらいの仕事を2人でやるために、ほとんどをシステム化し、どうしても手を入れなければ難しいところでも、なるべくコピー&ペーストで済むようなシステムを設計しました。」
末田氏の話を聞くと、事業モデルを緻密に設計し、立ち上げたことがわかる。サービス開始3ヶ月後には、毎月利益が計上できるようになったという。すぐに月商700~800万円ほどになった。粗利が85%のビジネスで、月間コストが200万円弱だったため、月に500万円近くの利益が出ていたという。
(文責:PE&HR株式会社 http://www.pehr.jp/ )
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