2009.11.25
■バイク野郎が『萌える』!マンションのマーケティング
小野寺 洋
株式会社JIMOS 通販広告研究所 所長/ビジネスディレクター
昨今の不況の影響で、いま不動産業界は非常にキビシイ状況。そんな中でも、果敢に「新しいチャレンジ」を行っている企業もあります。お客様を『萌え』させる、商品開発の奥義とは?
■不動産会社の予期せぬ誤算
さて、あまりお金をかけ過ぎずに広告に成功した「ジュイール狭山ライダーズハウス」でしたが、実は唯一の「誤算」が・・・。
それは、入居希望者の「住宅ローン」審査でした。
入居希望者は、例外なくバイクを所持しているわけですが、持っているバイクは、どれも、高級車ばかり。既にバイクのローンを組んでいるお客様が、この不況のあおり、新しい住宅ローンの審査に通らず、泣く泣く断念せざるを得ないとか。
とはいえ、目標成約率に若干足りない程度の推移で、入居者は、子どものいない家庭が3割程度、ファミリーが3割程度、高年齢の世帯が3割程度と、幅広く成約できたとのこと。
■売れない時代とは、アイディアで勝負する時代だ
人は、ややもすれば、「ものが売れない→安さで勝負する」という悪循環に陥りがちです。でも、そんなときこそ、商売の原点である「お客様がほしがっていることは何か」を、徹底的に考え、アイディアで勝負することが大切なのです。これを考えられるか否かで、価格以外で勝負できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
さて、あなたの会社では、「お客様視点」でものごとを考えて、それを「商品化」できていますか?
何事も、最初に事を成し遂げるのには、不安がつきものですが、お客様の視点をもとにした「独自化」は、成功したときの見返りも大きいもの。ときには勇気を持って、「独自化」の一歩を踏み出し、お客様を『萌え』させてみましょう。
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小野寺 洋
株式会社JIMOS 通販広告研究所 所長/ビジネスディレクター
「効く広告」の研究とプロデュース、講演活動等を生業としています。 【略歴】 大学卒業後、出版社に入社。お客様と商品の“接点”開発に目覚める。 2005年より、株式会社JIMOSにて自社通販ノウハウを元にしたダイレクトマーケティング支援事業を行う。大手代理店にはない独自のアイディアや成功法則を武器に、広告をプロデュース。教育、食品、美容など、数多くの分野で成功を収める。 1973年佐賀県生まれ。佐賀大学理工学部卒。