環境対策が進んでいる日本だからこそ、これから日本で更なる環境負荷の低減を進めていくには、あらゆる事業活動を、環境負荷の低減という観点で聖域を設けずに見直し、より環境負荷の少ない方法に代えていく必要があります。それは、取るに足らないと思われる消耗品についても言える事です。 今回は、引越しや工事で用いられる養生から生じるゴミを90%削減するあるエコ養生レンタルシステムをご紹介します。
例えば、消耗品の耐久品化を図るものとして代表的なものにはLED照明がありますが、リースなどを活用してお客様の初期投資負担を下げる取組みは、まだ緒についたばかりです。省エネやメンテナンス費用の削減で数年で投資回収ができるからと言われても、既存の蛍光灯などに比べて価格が何十倍もするものを購入するお客様は限られているでしょう。現在の技術革新の早さを考えれば、数年で価格が半減以下になる事は多いに予想され、長寿命化に成功すればする程、長期間その性能を保証してもらわなければ、買い手から見れば、故障や技術革新の陳腐化リスクが高まります。
こうしたエコ製品の初期導入費用を引き下げるのに、行政から補助金を充てるという方法もありますが、これは本来エコ製品の売り手が負担すべき性能保証や技術の陳腐化リスクを税金で賄うものであり、根本的な問題解決になっていないのと、租税の公平性の観点とから疑問があります。
弊社では、環境負荷低減を謳う環境製品は、製品としてではなく、環境負荷低減の機能を提供するサービスとして、成果を保証しつつ、利用価格を平準化するのが真のお客様の問題解決であり、そこまで考えるのが商品・サービス提供者の責任、環境負荷低減を謳う環境製品で主要なビジネスモデルとして採用されるべきものと考えます。
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※本稿は、弊社が発刊している「環境調達.com」の記事を編集・加工したものです。「環境調達.com」は、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例などを紹介しています。貴社の事業、製品、サービス、オペレーション開発の参考にして頂ければ幸いです。最近の記事のバックナンバーの閲覧やご購読は、www.samuraisourcing.com/service/green/green/greensourcingcom.html にて行えます。)
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株式会社 戦略調達 代表取締役社長
コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます