『エヴァンゲリオン新劇場版:破』の公開日が今年の6月27日(土)に決定した。その記念に、「エヴァ」オタクである宇多田ヒカルを勝手に心配してみたいと思う。 そこに、アーティストとしてのヒッキーの魂を感じるのである。
宇多田ヒカルが15才の若さで衝撃的なデビューを果たしたのは1998年。かれこれ10年である。「エヴァンゲリオン」オタクであることは、ファンの間では、公然の事実。そのオタクが高じて、映画とのコラボレーションを実現。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」のテーマソングに、「Beautiful World」という楽曲を提供までしている。
その経緯が、goo音楽の宇多田ヒカル「Beautiful World/Kiss & Cry」特集に、スペシャルメッセージとして掲載されている。
「私が前、『週刊プレイボーイ』でエヴァ特集やってたときにインタビューを受けて、それを読んだ庵野さんとか関係者の人たちが、「こんなにわかってくれて るんだ」とか、「こんなに深くまで考えてくれてたんだ」っていうので、「じゃあ、お願い」っていうふうに来たらしいのね。だから歌詞も、やっぱりエヴァン ゲリオンのテーマでもある、子と親の信頼関係とか、人と人の間にある壁とか、そういう人間関係のテーマとか、こう…やりとりみたいなものに触れてる歌詞に はしたかったんだ。でも、そんなあからさまに、何か人と人のことみたいなのもいやだし、そんな幾ら難しいこと言っても結局は何かだれかに愛されたいとか、 だれかを愛してるとかそういうことだから、簡単に言っちゃうと。だから、結局そういう、だれかを強く想ってるっていうのが歌詞のストーリーになるんだろうなぁと思ってた。、で、いろいろコーラスのところは試したんだけど、結局、あの最初の1行(♪もしも願い一つだけ叶うなら 君の側で眠らせて)、で「あ、何かこれが何かしっくりくるから、もうこれでいいや」と思って、そこがわかりやすいじゃない?あとはもう何か抽象的になってもいいけど、ここだけは決めておこうと思った。」
楽曲提供に至ったきっかけは、、『週刊プレイボーイ』でのインタビューだと言うことだが、そこで何て言ってたのか?この内容が、凄くディープなのだ。宇多田ヒカルが天才たる所以が、その言葉から感じられる。探し当てたので転載してみる。
「エヴァに乗ることって生きることだと思う。細かく言っちゃえば、仕事をすることだったりね。こんなに辛いのに何で私は仕事をしているのだろうとか。 結果的には自分で選んだことなのに。辞めたい、とデビューした頃とか思ってて。あのナイフで使徒を刺しているシーンに私が抱くすべてが集約されていたというか。『うわぁぁぁ』でしか表現できない気持ちを感じちゃったんです、あのシーンから」
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。