「財政政策」「金融政策」では不況の出口が見えにくい。最後の不況対策は、『戦争だ』。そんな、居酒屋会談をしているビジネスマンは多いと思う。ほんとにいいのか?いいわけないっ。
みなさんに、ぼくの本を読んでくれているイスラエルの人たちに感謝します。願わくば、ぼくらがなにがしか有意義なものを分かち合えますように。ぼくがここにいるのは、ほかでもないあなたたちのおかげなのですから』
酒を飲んで「もう戦争しかないね」なんて不況対策を吹聴している場合ではない。恥ずかしい。
「戦争」というシステムに経済や豊かさを委ねない、そんな「卵」なりの在り方を議論できる自分でありたいと思う。
それにしても、こんな村上春樹氏の姿とスピーチが、中川財務相の醜態のニュースで削られたことに腹がたつ。いまの日本の景気対策に必要なニュースは、大臣の恥ずかしい姿ではなく、日本人としての誇りだろう、毅然とした態度だろう、経済合理のシステムに委ねない「卵」の報道だろうっ。
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。