知るヒトは少ないと思うが。国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の作者・秋元治さんの実質的デビュー作は、『平和への弾痕』というベトナム戦争末期のアメリカ軍部隊を描いた反戦漫画である。物語は、極限状態にあって己の信念のために戦うものたちを、命の儚さ、戦争のむごさを通して描いている。
この話しを先の話しに加えると・・・
国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、
「反戦×男はつよいよ」の方程式で、気楽に始まったのである。
一見、子供に受けそうにもない漫画である・・・
それが30年超えてヒットした背景には、
肩の力を抜いて語る人間愛がある。平和への願いがある。
こういう漫画のロングヒットは、
ある意味、日本の良心は、捨てたモノじゃないと感じさせてくれる。
今日も、両津勘吉こと「始末書の両さん」は、
始末書を書き続けるのである。
深読みだとは思うが・・・
それは、人間の業への、始末書である。
そして、国家権力の活かし方への、始末書である。
麻生首相も、漫画オタクなら・・・
そのくらい『こち亀』を、政治的に深読みしてほしいと思う。
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私的マーケティング論
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。