男として福山雅治を誉めてみるっ!

画像: Takashi Nakajima

2008.12.09

営業・マーケティング

男として福山雅治を誉めてみるっ!

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

福山雅治さん(以降、敬称略)は、今度の2月で40才である。長崎県出身O型。2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の主役にも抜擢されるなど、いつまでも「旬」の不惑である。 その魅力は何か? そもそも張り合うつもりもないが、「男」としての魅力を嫉妬は抜きで考えたいと思う。 そこには、きっと、経営者の生き方に通じるものがある。

福山雅治の魅力を語る上で、恰好の材料が出た。
『ダ・ヴィンチ』2008年11月号「Studio Interview 福山雅治」だ。
ふたつの印象的な話しをされているので抜粋する。

ひとつめは、「宇宙の話し」。
アポロ宇宙飛行士たちが、自ら撮影したという写真が満載された『FULL MOON』という写真集は、「カメラ」と「宇宙」が趣味の福山雅治には、たまらない魅力があるらしい・・・そのことについてのコメントだ。
「宇宙飛行士にもっとも必要な条件って、何だか 知っていますか? ”人柄がいいこと”らしいんですよ。長時間にわたって、狭くて暗いところで共同生活を送らなくちゃならないので、どんなに知力、体力に 優れていても”嫌な人”だったらダメだというんです。子供のころから宇宙にあこがれていたので、宇宙飛行士になりたいって思ったこともありましたけど、それを聞いて、オレ、いい人じゃないから、絶対無理だって(笑)。トイレの順番だとか、きっと小さいことで、すぐもめますよ。なので、飛行士として宇宙に行 くのは断念して、来るべき宇宙旅行時代の到来に備えて、せいぜい蓄えを増やすことにしました(笑)」

「宇宙=ロマン」の話しを「人柄=実生活」の話しへと結びつけ・・・自分は、いい人じゃないからと卑下して、笑い話にする。
何気ないけど、素敵だ。くそぉ・・・。
カメラが好きだからそうなるのか、
そもそもそういう資質があるのか。
福山雅治は、見ているモノの振幅の幅が、上下左右に広い。

ふたつめは、10月4日に公開された映画『容疑者Xの献身』での容疑者・石神の献身的愛情に関するコメントだ。
「僕にはできないですね。”愛する対象に、献身することが幸せ”という石神のような考え方は。”あなたが幸せなら、自分はどうなってもかまわない”とい うのは、美しいとは思うけど、僕にはできない。映画を観て石神の献身に素直に感動できた人は、ロマンチックな人なのかもしれないですね。僕も初恋をしていた10代のころは、”僕は彼女のヒーローになりたい”なんて妄想していたこともありました。たとえば彼女のおとうさんの会社が倒産して、借金を抱えてしまうようなことになったら、僕が働いて、悪いことをしてでも全額返してやるんだ!みたいな。今はそんな妄想はしないですね(笑)。大人になってもそんな感情 を持てたらと思うけど、現実的には石神のようにはできないと思いますよ」

さらに、演じる湯川准教授についても、こう述べている。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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